浜久保町宗門帳97冊のうち、借家の分について1冊を調査しただけですが、
「同家」について不思議な点がありました。
そもそも同家(どうけ)って何?ということですが、同居人と理解しています。
親戚なら戸主とのつながりをあらわす続柄が書かれるし、奉公人のような
立場なら下人下女と書かれているので、そのどちらでもないということは
何か縁あっての同居人ということで大きく間違ってないと思うのですが…。
その同家ですが、先に調査した浜東町などでは、戸主の家族の最後に
「同家 〇兵衛」などと名前だけが書かれることがほとんどでした。
たまには同家先の戸主と違う同家人の屋号が書かれていることもありました。
またたまには同家先と違う旦那寺が書かれていることもありました。
今回の浜久保町でももちろんそういう記載の同家もいます (下左写真)。
しかし、同家先の家族の最後に書かれているのに自分の印を押していたり、
前に書いたように同家先から分けて戸主のような書かれ方をしていたり、
でも分けて書かれているのに印があったりなかったり…。
このように同家でも印が必要な人と不要な人がいるらしいというのが
よくわからずもやっとしてます。
もう少し調査が進んだら何か見えてくるといいのですが。
-新型コロナウイルスの感染拡大予防のため自宅にて調査作業中-
これは西宮歴史調査団公式ブログではなく、団員による個人的なブログです。
西宮歴史調査団についてのお問い合わせは西宮市立郷土資料館まで。
西宮市川添町15-26 tel:0798-33-1298 月曜休館