50歳台の成人男性戸主で家族もいるのに代判人がいるというケースがありました。
屋号も○○屋ではなく「助中」とだけなっていて、どういう人なのか不思議でした。
ところが偶然に数年後の宗門帳に上画像の記載を見つけました。
戸主が陰陽道の仲間組合から退いた(陰陽師をやめた?)ので藤右衛門による代判をやめ
本人の判を受け付ける、という意味だと思われます。
下から毎月代判人の判があり、変更があった6月分は貼紙をして本人の判を押し直し
以後本人の判が押され、屋号が「助中屋」と変更されていました。
以前読んだ本に、陰陽師・修験者・僧侶など宗教関係者は代判人(後見人)が必要だった
と書いてあったように思いますが、何の本だったか…。
-活動日2020.9.11.(金) 団員10名+学芸員1名 郷土資料館にて-
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