一大リゾート地の構想で現在の西宮浜が埋め立てられ、その埋め立て工事が終わろうとしている時期に阪神淡路大震災が起こった。
バブルが弾けたことや阪神淡路大震災の影響もあり、リゾート地構想からは大きく計画が変更されて、平成8年6月に起工され平成10年3月に街開きされた西宮浜の一角にできた街。
兵庫県、西宮市、住宅・都市整備公団、兵庫県住宅供給公社、西宮マリナパークシティ開発(株)・積水ハウス(株)が公民一体となって開発した。
公営や民間の住宅に、小中学校、保育所・幼稚園、郵便局、商業施設、病院、公民館などが配置されている。
「海の駅」の一つでもある新西宮ヨットハーバーなどウォーターフロントの特性を活かし、七つの街区は緑や公園が配置されている。
電線は地中化され、CATV回線を利用した「コミュニティチャンネル」によって、街のニュースや生活情報などが提供されている。
街は景観とアートを中心にして造られている。
街の中心的な骨格となっているのは、南北の桜並木と東西のアキニレの並木道。
南北の 桜並木➡︎ は、地図上で北へ延長すると夙川へと伸びる。
そう、ここの桜並木が夙川の桜並木の延長線となると言うこと。
そして東西のアキニレの通りは、アートストリート➡︎ となっている。
また、アートでコミュニティを繋ぐために、各街区を繋ぐパセオが整備され、パセオサインに導かれるようにアート巡りができる工夫も施されている。
西宮浜へは、西宮大橋と御前浜橋(跳ね橋)、阪神高速5号湾線の西宮港大橋、阪神高速道路湾岸線の側道的な道路である兵庫県道573号芦屋鳴尾浜線がある。
通称・跳ね橋の御前浜橋は、西宮浜と対岸の香櫨園浜(御前浜)を結ぶ、長さ約60mの歩行者・自転車専用の橋。
桁下の高さが3.9mしかないので、大型の船も通過できるようにと橋桁が跳ね上がる構造になっている。詳しくはこちらから➡︎
現在、西宮浜の北西の海沿いには海辺のプロムナードを基本理念にした「西宮浜総合公園(約10.3ha)」が順次整備され、2023年4月1日にはグランドオープンのイベントなども行われた➡。
新しく整備され、目玉施設となっているのがバーベキューエリア。
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