西宮浜と対岸の香櫨園浜(御前浜)を結ぶ、長さ約60mの歩行者・自転車専用の橋。
桁下の高さが3.9mしかないので、大型の船も通過できるようにと橋桁が跳ね上がる構造になっている。
橋の正式名称は、御前浜橋。
現在、この橋が開くのは土・日と祝日だけ。
1日4回(10時、12時、15時、17時)開け閉めが行われる。
跳ね上がり始めて閉じるまでには約20分。
この時間に行き合えば、橋のたもとで待つことになる。
住民にとっては厄介な橋に思われているようだが、初めて行く人にとっては貴重な経験ができる橋。
また、シャッターチャンスにもなる光景だ。
<2021年7月23日追記>
跳ね橋の開閉に関しては、大きな船の航行も少なくなってきていることや、ここを使う西宮浜の住人の利便性なども考慮して、2021年8月1日からは通常一日に1度の開閉(午前10時)になるという。
午前10時の開閉は、機械の点検も含めてこれからも行われるが、後の3回については大型船の航行のある時にだけ開閉されることとなった。
1992年、西宮浜の埋め立て工事が終わった時にはまだこの橋はなく、東側にある車も通る西宮大橋(長さ590m)だけだったが、阪神淡路大震災後その西宮大橋が通行止めになったことで、今の御前浜橋の場所に仮設の橋としてできた。
高さ16mまでの船が下をくぐれるようになっている西宮大橋は、橋がかなりの急勾配になっていることもあり、西宮浜の住民の橋として、阪神淡路大震災の時に作られた仮設橋の場所に跳ね橋が造られた。