この記事は「Wow!」のメンバーが執筆・編集しています。タウン情報誌「あなたのまち にしのみや」に書き切れなかった取材のこぼれ話をメインにタウン情報誌完成までの制作秘話をお届けします。
こんにちは。Wow！のあんあんです。タウン誌「あなたのまちにしのみやVol.5」（※2022年10月1日発刊予定）では「アートを楽しむ西宮」をテーマに特集記事を組みました。今日はJR甲子園口駅近くの洋菓子店テタンレールを取材した際のこぼれ話をご紹介します。去年秋からWow！のスタッフさんの支援を受けながらタウン誌の取材および西宮流記事の執筆の回数を重ねてきました。ドキドキの初めての取材場所がJR甲子園口駅にあるヒイテミルカさんでしたので懐かしい気持ちになりました。そして、少しレベルアップした姿をスタッフさんに見てもらいたいなという気持ちも湧いてきました。
パティスリー・テタンレール
テタンレール(tete en l’air)はJR甲子園口から北に徒歩５分のところにあるパティスリーです。通勤通学客が多く行きかう道路に面した閑静な住宅街にあります。パティスリーとはケーキや洋菓子そのもの、またそれらを扱う洋菓子店を表すフランス語です。
Wow！のスタッフさんと待ち合わせ、お客さんが出て行かれたタイミングで入店しました。ショーケース内のキラキラ色鮮やかなケーキに目と心を奪われます。「わあきれい！」と声を上げそうになるのをこらえて、まず店長さんにご挨拶です。
君の名は…「ジャポン」
本日の取材の主役は「ジャポン」。まるで苔玉のようなまんまるフォルム。ボールのように丸いその表面は抹茶の粉で苔の質感たっぷりに表現されています。てっぺんにはタイム（ハーブの一種）がトッピングされておりアクセントになっています。
「ジャポン」（＝フランス語で日本）という名称は「和のイメージ」をコンセプトに商品開発されたことに由来しているそうです。形にインパクトを持たせて他と差別化するため、見た目にこだわりをもってデザインされました。イタリアからケーキ型を取り寄せられています。店舗オープン当初からジャポンは定番商品の一つだそうで、お客さんの反応がよく売れ行きも好調らしいです。
ジャポンは断面図のとおり、上品な味の抹茶ムースの中に渋皮煮栗が丸ごとひとつ入っています。栗の存在感が最大のお楽しみ。アーモンド生地も楽しめます。ケーキの土台はサブレ生地。とってもおいしい。シンプルなのに絶品です。温かい紅茶とともにゆっくりと召し上がってくださいね。私は一口食べるたびに感動を覚えました。日々頑張っている自分へのご褒美に、何かの記念日にふさわしい一品だと私は絶賛いたします。仕事帰りのサラリーマンさんが立ち寄られたりもするそうですよ。
「ダリ」と「ピスターシュ」
次に「ダリ」と「ピスターシュ」をご紹介します。おしゃれな名前ですね。「ダリ」はりんごと抹茶のムース、「ピスターシュ」はピスタチオとマスカルポーネのムース。こちらもジャポンに負けず劣らず魅惑的なお姿です。開店当初からのおすすめ３品だそうです。
「ダリ」はリンゴと紅茶のムースで構成されています。りんごジュレ、アーモンド生地を内包した紅茶ムースの周りは甘酸っぱいフランボワーズソースで覆われています。球体の頂点にはスペイン画家ダリの髭を連想させるチョコレートの装飾。インスタ映え度NO.１です。
私のイチオシは「ピスターシュ」。ピスタチオとマスカルポーネのムースです。ストロベリージュレ、アーモンド生地も楽しめます。何とも言えない幸せな味わいです。
幸せ・豊かさ・潤い
３品とも素材にこだわったしっかりとした味わいです。ショーケース前でどのケーキにしようかなと迷う時間も幸せ時間。嗜好品は毎日の食事と違っておまけみたいなもの。なんだけれど、そのワクワクする時間が日々の生活に豊かさや潤いを運んできてくれる。店舗は自宅から少し距離があるのですが、わざわざ買いに行きたいと思う洋菓子店になりました。
百貨店催事で出店されることもあるそうですよ。その他に一般的なショートケーキから日持ちする焼き菓子までそろっています。おすすめはバウムクーヘン。アルパカがデザインされた箱に入っています。しっとり＋サックリ二重奏の味わいでお土産にピッタリだと思います。
そして、個人的にワッフルを購入しました。ワッフルなのにフィナンシェのようなしっとりした触感で食べ応えがあります。新商品のレモンケーキをお土産に頂戴しましたので事業所でみなさんとお茶の時間にいただきました。真夏の暑いお忙しい中、貴重な時間を頂戴しましてありがとうございました。
tête en l’air テタンレール
- 住所：西宮市二見町12-20
- 営業時間：11:00～20:00
- 定休日：無休
