こんにちは。Wow!(ワオ)のあんあんです。私たちが定期的に発行しているタウン誌「あなたのまちにしのみやVol.2」をご覧になられたことはありますか。市内公民館、図書館、主要駅などに配架してある「あなたのまちにしのみや」をご愛読くださり、また、みやたんのスタンプラリーに参加くださりありがとうございます。前号は西宮市内のコーヒー特集の記事が好評を得たようで喜んでおります。
先日、読者プレセントとしてACCEPT COFFEE ROASTER(S)で開催した「おいしいコーヒーの淹れ方講座」に当選者の方々と一緒に参加させていただきましたので、そのご報告をしたいと思います。
スペシャルティコーヒーとは
講師はACCEPT COFFEE ROASTER(S)のバリスタ丸山さん。まず、スペシャルティコーヒーについての説明から。「どこの国の誰がどのようにして作り収穫したか履歴が分かる豆。高品質の豆。」だそうです。
コーヒーの味の違いが生じる理由
専門店で淹れてもらう一杯のコーヒー。香り高くおいしいですね。ところが、家で淹れると苦くなったり酸っぱくなったりした経験はありませんか。どうしてそんなことが起こるのでしょうか。はじめに飲み比べをしました。同じコーヒー豆を用いて同じ淹れ方(湯温、湯量同じ)をした2種のコーヒーカップ①②を各々テイスティングしました。カップ①はしっかりとした味わい、カップ②はあっさりした味わいです。
上の表のように、豆の量と豆の挽き方が違うので味におおきな違いが出るそうです。粉の量が多いと濃いコーヒーに、少ないと薄いコーヒーになります。抽出の効率についての説明がありました。粉が細かいと効率が良いが渋み・苦みが出やすくなります。粗いと抽出効率が悪く味が薄くなります。抽出効率が変わる要因として、粉量、粉の粗さ/ 湯量、湯温、蒸らす時間があげられるそうです。
次は実践。ハンドドリップでおいしいコーヒーを淹れる練習です。コーヒーケトルで湯を注ぐと一定の湯量を保つことができるのでよりおいしく入れられます。
行った手順
- 業務用電動ミルで豆10gを挽く。香ばしいいい香り。
- 挽いた豆をドリッパーにセットする。
- デジタル測りを用意し、コーヒーサーバーを置く。(湯量を計量するため)
- 湯を注ぐ。ガスが出る。
- 20~30秒待ってから湯を注いでいく。湯量は180ml。湯がねじれないようにまっすぐ注ぐ。
豆と湯が触れ合って豆本来の味が出ます。「上手に淹れられていますよ!」の言葉を丸山さんにいただきました。各々自分で淹れたコーヒーを味わいました。納得の味です。丸山さんは「コーヒーとの一度目の出会いは大切です。」とおっしゃっていました。そういえば昨年秋のコーヒー店の取材で数名の店主が同じようなことを述べられていました。「初めて飲んだコーヒーの味が忘れられない。自分でもう一度再現したい。」「コーヒー店でアルバイトをしていた。その経験からコーヒーの奥深さを知り、自分で店をオープンしたくなった。」というものです。
ACCEPT COFFEE ROASTER(S)では再現性を大事にしておられるそうです。スタッフの誰がコーヒーを淹れても均一の味になるように同条件にできるものはすべて統一化しているそうです。豆の保存方法について質問しました。挽いた豆は1週間くらいで使い切るのがよいそうです。できるだけ密閉し空気に触れるリスクを抑え冷暗所での保存が好ましいそうです。コーヒーの取材などを通じてコーヒー豆は農産物のひとつであり、豆は生きているのだと思いました。
最後にみやたんのスタンプラリーの感想を紹介します。コーヒー店を巡るコーヒー・スタンプラリーでは、私たちが一つひとつ手作りしたみやたんの消しゴムはんこが使われています。にこにこしているお顔のものから茶目っ気たっぷりのお顔まで12種類あります。「かわいいスタンプを押してもらうのが楽しい。」「全12店制覇した。」「おすすめはどこ?と聞かれるのですが、どこのコーヒー屋さんも魅力があり良かった。」
読者の方々から直接のお声、感想を聞くことができ嬉しい気持ちになりました。またコーヒーの淹れ方を楽しく学ぶ機会を提供していただき丸山さんありがとうございました。これからもコーヒーライフを楽しもうと思う一日になりました。