(旧)仁川ピクニックセンター(現・仁川広河原/仁川緑地)

仁川広河原 仁川緑地

甲山の東側の裾に広がる(旧)仁川ピクニックセンター。
昔は森林だったが、戦争中の伐採や山火事で草山となり、今に至っているという。。
この一帯を所有していた阪急電鉄が、昭和26年10月に仁川ピクニックセンターとして宣伝を始め、多い時には最寄りの阪急仁川駅からハイキングの人が途絶えず、近くの 五ケ池>>では貸しボートがあったりして、池・岩山・高原・尾根道・渓谷があるというレジャーエリアだった。
1965年(昭和40年)ごろからレジャーの多様化で徐々に客足が減少していった。

しかし1975年に一度再燃したことでフィールドアスレチックやテニスクラブが整備され、1976年には、4000種1万本の木が植えられ仁川自然植物園が開園した。
平成10年には閉園していたが、住民の声もあって2003年には開発した阪急から西宮市にそれらの跡地が寄贈されている。

仁川広河原 仁川緑地
仁川広河原当たりの流れ。夏には子供たちの姿が多い。

最寄り駅は阪急今津北線「仁川駅」。
仁川駅から仁川沿いに住宅地を歩き五ケ池ピクニックロードを進み、駅から約二キロのところにあるのが現在の仁川広河原・昔のピクニックセンター。
今はハイキングの人も少なくなり、河原には葦が生えていたりするので、昔の大賑わいだった頃の面影はないが、夏には、広河原の中を流れる川で水遊びをするファミリーの姿もよく見かける。

かつては、この広河原に大勢の家族連れや若者のグループで賑わい、飯盒炊爨などの光景も見られた。
自然の中でキャンプできる場所としてもにぎわっていた>>(西宮市のサイトを参照)

ピクニックセンターの一角にでき、一時は大勢の人でにぎわっていたというフィールドアスレチックの写真になかなか出会えなかったが、2021年9月2日から始まった今津線100周年のパネル展(西宮北口駅構内)にアスレチックの写真を見つけた。
なかなかの絶景だ。後ろに見えているのが五ヶ池だろう。

パネル展の写真(西宮北口駅)

広河原のすぐ横には、甲山森林公園のなかよし池もあり、このあたりでは生き物調査などをする団体や子ども連れの姿も多い。

川のすぐ横にはカフェ・グーテンタークがある>>

初夏には、ホタルの光にであえるが、とても暗いので注意。

甲山周辺のマップはこちら>>

投稿日時 : 2020-07-24 13:44:15

更新日時 : 2023-10-26 17:25:52

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
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