戦国時代、山口氏の菩提寺だった頃には七堂伽藍の大規模な寺院だったと言われる金仙寺。
一族の滅亡とともに灰塵に帰したが、災禍を免れた観世院菩薩像が今に伝えられ、金仙寺跡に建てられた観音堂に安置されている。
昔は尼僧がおられた時もあったが、現在は無人のお堂。
金仙寺湖の湖面より低いところに建っている。
お堂の横の金仙寺湖>>の堤防にはきれいな桜並木があるが、かなり老木になりつつある。
現在の鉄筋コンクリート造の本堂は、昭和48(1973)年3月に建築されたもの。
この観音堂の横から丸山>>へ上がる道が一番緩い登山道。
現在は地域の人たちが管理されているが、綺麗に手入れされている。
お堂の周りにはコバノミツバツツジが多い。
アジサイや冬には春蘭もあり、こじんまりした児童公園もある。