この記事は「Wow!」のメンバーと共にタウン誌制作に取り組んだ武庫川女子大学の学生が執筆・編集しています。タウン情報誌「あなたのまち にしのみや」に書き切れなかった取材のこぼれ話をメインにタウン情報誌完成までの制作秘話をお届けします。
皆さんこんにちは。Wow!でタウン誌制作に取り組んだ、武庫川女子大学のYです。今回のタウン誌はアート特集です。タウン誌に掲載に当たり田中製樽工業所様を取材してきましたので、その時の様子や紙面に載せきることができなかった情報をこぼれ話としてお届けします。
和樽の伝統を守りながら新分野開拓へ
阪急今津駅から約徒歩5分のところにある田中製樽工業所。ここはなんと西宮で唯一、そして全国でも希少な存在となった和樽工房です。田中制樽工業所の何よりもの魅力は、和樽の伝統を守るだけではなく、椅子や傘立てなどユニークな商品のジャンル開拓に挑戦し続けているということです。
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和樽の作り方
さて、皆さんは和樽の作り方はご存知でしょうか?現在私たちの住む世の中は先進化が進み、ほとんどの物が機械で作られる世の中に変化してきています。しかし、田中製樽工業所の和樽やその他ユニークな商品は、全て職人の技でコツコツと手で組み立てられているのです。中でも筆者が驚いたことは、樽の中身が漏れないよう、何枚もの板を密着させるために使われる輪(材料は真竹)も一つ一つ手で編み込まれているということです。
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職人の手
実際に田中さんの手を見せていただくと、手のひらは分厚く屈強で、マメや編み込む際にできた小さな傷のような跡もあり、これぞ“熟練された職人の手”という印象を強烈に受けました。ふと筆者の手と見比べてみると、まだまだ赤ちゃんのような手であることに気づかされました、、、しかしながら、良く言ってしまうとまだまだ伸び代のある手ということですね。
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見学承り中
田中制樽工業所は事前予約で見学が可能です。ぜひ足を運んでみてくださいね。
田中製樽工業所
- 住所:西宮市今津山中町6-26
- 電話番号:0798-34-0032