[西宮雑記帳] 30周年を迎える地域に愛される菓子工房ダヴィンチ – Wow! (ワオ)

この記事は「Wow!」のメンバーが執筆・編集しています。タウン情報誌「あなたのまちにしのみや」に書き切れなかった取材のこぼれ話をメインにタウン情報誌完成までの制作秘話をお届けします。

エクレアーノ
焼きドーナッツ
個人洋菓子店ならではの強み
研究熱心な社長さん・お菓子作りへのこだわり
店舗の歴史

みなさんこんにちは。Wow！のあんあんです。あなたのまちにしのみやVol.6では西宮市内の洋菓子店のシュークリームについての特集記事を組んでいます。西宮流ではタウン誌の紙面に載せきれなかった情報をこぼれ話として紹介しています。

阪急西宮北口駅の東口を出て東へまっすぐ１０分歩いた住宅街のなかに菓子工房ダヴィンチはあります。白い外壁に赤い屋根のおしゃれな店舗です。駐車場が2つあります。

おすすめ商品を２つ紹介しましょう。

エクレアーノ

一つ目は「エクレアーノ」。エクレアーノは創作エクレアです。細長い形で食べやすく、見た目もおしゃれです。「ふわっとして、サクッとして、甘くて、苦くて…」とにかくおいしい。ひとつ280円。

エクレアーノにはさらにリッチなバリエーションがあるんです。いちごやシャインマスカットがトッピングされているもの、モンブラン仕様のものなど見ているだけでも華やかな気分になります。

シュー皮について

生地の上にアーモンドをトッピングして焼いているので香りがよいです。食べた時はガリガリ・サクサクした触感があり、お口に入れるとくちどけの良いシュー皮に変化します。

次に、３層あるエクレアーノの中身について

（下）チョコ生クリームが一番下に敷き詰めてあります。滑らかな触感のチョコ生クリームの中には酸味のあるチョコチップが混ざっているのでプチプチとした触感があります。

（真ん中）薄くパリパリ触感のベルギー産ビターチョコレートが一枚はさんであります。工房で温度調節しながら手作りしておられます。薄すぎず厚すぎずバランスを考え抜かれた薄さに加工されています。

（上）「パリのシュークリーム」と同じミルク感のあるカスタードクリームが絞ってあります。

社長さんは「皮のザクザク、チョコチップのプチプチ、板チョコのバリッツとした触感などいろんな触感が楽しめます。」と説明して下さいました。全国に冷凍発送も出来るそうです。エクレアーノは冷蔵庫でよく冷やして味わうのが個人的におすすめです。TVでも紹介された逸品です。

焼きドーナッツ

二つ目のおすすめは「焼きドーナッツ」です。

20年ほど前からある人気商品だそう。常に10種類ほどの味が楽しめます。厳選された素材の味を生かしオーブンでじっくり焼いてあります。フィナンシェを思わせるような贅沢なドーナッツです。プレーンドーナッツはひとつ220円。

創作ドーナッツはどれでもひとつ240円。購入して食べてみました。「りんご」は、甘く炊かれたりんごのシャキシャキした触感に、シナモンの香りがします。どっしりとした重量感があり、食べ応えがあります。コーヒーのお供に最高だと思いました。

次に「マロン」を試食。マロンは渋皮付きの甘い栗をスライスして一粒分入れてあります。丸ごと一個の栗が入っているなんて嬉しいですね。

その他チョコレート、クランベリー、抹茶などいろんな味から選ぶことができますよ。

「焼きドーナッツ」は円くて縁をつなぐギフトとしても大変喜ばれる商品だと思います。真空パック個包装してあるので日持ちします。

個人洋菓子店ならではの強み

コンビニなどでも気軽にスイーツを買うことができますが、長年研鑽を積んだパティシエさんが作るこだわりぬいた一品は、大量生産されたものとは明らかに違うと素直に感じました。

なぜなら素材の良さを実感できるからです。牛乳は北海道産の乳脂肪分4.0％のもの、またコクがありながらあっさりした生クリームを選定されているそうです。だからダヴィンチの焼き菓子はどれも香りよく、味わい深く、触感が贅沢な感じがするのですね。また、百貨店よりもお手頃な価格で購入することができますし、作り手の顔をみて直接購入できる点が私はいいなと感じます。