浜の方に競馬場があったおかげで、鳴尾にはたくさんの質屋があったという。
そんな多くの質屋の中でも大半は、2018年3月まで営業されていた。
建物は、質ぐさを保管していた蔵も一体の立派なもの。
1907年(明治40年)に関西競馬倶楽部(鳴尾西浜競馬場)と鳴尾速歩競馬会(鳴尾速歩競馬場)の2つがつくられて以来、競馬場があった鳴尾には「競馬道」とか「おけら街道」と呼ばれていた道もあったとか・・・・。
現在、武庫川女子大中高の芸術棟として残っているかつての競馬場の迎賓館からまっすぐ北へ延びる道がそれ。
但し、今は市立西宮東高校の敷地で途切れているが、昔は鳴尾駅へとまっすぐの道が古い地図にははっきりとわかる。(今の本郷学文筋)
質屋の受付 使い込まれたカウンター