秋晴れの下、「西宮マリナパークシティ アートウォーク2018」と題された、
まちたびにしのみや2018のプログラムを楽しんできました(2018.10.27.土)。
西宮浜の埋立地の西地区に大規模なレジャーランドをつくる計画が平成2年に
発表されましたがバブル崩壊や平成7年の阪神大震災があり、住宅を中心とした
まちづくりへと開発計画が変更されました。
そのときにただマンションをどんどん建てるだけでなくアートをスパイスにした
街を作るという西宮浜アート計画がもちあがり、住宅都市整備公団の関係から
嶋嶋敬恭さんとセキスイハウス関係から安藤忠雄さんや元永定正さんが関わることに
なったそうです。
このような街の成り立ちの説明を受けた後、西宮市教育委員会の足立さん、
西宮浜観光社の石原さん、アートプロデューサーの木村さん、神戸女学院大学
地域創りリーダー養成プログラムの学生さんなどの案内で作品を見て歩きました。
住宅地の巽(南東)の方角に「創造の門」があり、ここから西がアートストリートで
手作り市などのイベントが出来るようにと歩道にかなりの幅を持たせています。
「私は泉」は街の名前にちなんだ詩の連作で、8つの「私は泉」の本を案内する
パセオサインが地面に埋められています。
丘のある街のマンションのエントランスにも様々な作品があります。
「BABY PHOENIX」のデザインには西宮が隠れているそうですがわかりますか?
地元の子供たちには「ドーナツ」と親しまれている「宇・宙の詩」は本来は
音楽広場のステージとして考えられていて、横のマンションの壁の茶色い石壁風の
部分はステージを見るための客席として使用できるようになっているそうです。
実はアートストリートという名前や作品がこんなにある事は住んでいる人たちには
あまり知られていないのだそうです。
またパブリックアートとして屋外に設置されているので風雨にさらされて汚れてきて
いるので、年に一度ぐらいは住民が参加して掃除をしてアートに親しむような機会を
作れたらと考えているそうです。
この他にもたくさんの作品を見て回り楽しかったですが、西宮浜は春の桜並木も
素晴らしいのでその時に見たらまた違った面白さがあるかと思いました。 <香苗>
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