阪神電鉄が武庫川の支流であった枝川(えだがわ)・申川(さるがわ)の廃川敷地を買収して開発し、 甲子園球場 はこの二つの川の分岐点あたりに建てられたというのは 良く知られた話。
阪神甲子園駅から南の方(甲子園球場側)を望むと、その視線の東(駅から見て左手)の端には枝川の堤の名残と松、西側(駅から見て右手)には 申川(さるがわ) の堤と松や木々が特徴的だった。
2017年、大規模にリニューアルした阪神甲子園駅の工事の後、駅から甲子園球場に続く駅前エリアの工事も着々と進んでいる。
駅から球場までの約100mを、タイガースロードとして整備する計画のようだ。
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2009年 駅も改修前で駐輪も多かった頃の駅前 堤の上には食堂なども並んでいた(20015年) 2018年3月 イオンからCOROWA甲子園へとバトンタッチ 2018年3月 申川の堤の上の木がなくなり、食堂やグッズショップも順に撤去中 2019年4月 かつての堤は塀に囲われ・・ 2019年11月一部に建物ができゲートの骨格も姿を現す
高校野球やプロ野球開催時には、多くの人で混雑する駅前がこうして広くきれいになって来た半面、残念なことに歴史の証人の川の堤や木がなくなってしまったのは寂しい。
高低差好きで、川好きで、曲がった道が大好きなタモリさんに『 いつかブラタモリで来て欲しい 』という夢も、大きく遠のいてしまった。笑
駅の方から見るとほぼフラット 球場に近い方はほんの少し段差が残る
元の堤のあった辺りには、商業施設と思われる建物も姿を現し始めた。
商業施設の建設、広場の無電柱化、円形広場の創設 ・・・と発表されていたボールパーク計画が進み、2020年には 野球観戦に向かうファンの心をかき立てる 「タイガースロード」として整備が完成するようだが、開幕に合わせてという予定なのだろうか???
また『阪神甲子園球場ボールパーク化計画』として、 甲子園球場の南側の空き地利用も、新たに発表されている。
大きく変わっていきそうな甲子園球場周辺から目が離せない。
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