1924年(大正13年)10月1日に 甲陽線が開業し、翌年に苦楽園の最寄り駅という事から苦楽園口駅ができた。
この駅から山の方に上がったところに、大正~昭和の初めにかけて温泉があり、そこへのアクセスのために作られた駅。
1911年(明治44年)ごろから別荘地として現在の苦楽園が山林を開発して作られ、その後ラジウムを含む温泉が発見され、保養地としても脚光を浴びたが、阪神大水害で枯渇し、その後は高級住宅地となっていった。
春の桜の時期には、駅のすぐ東側の苦楽園橋はお花見客で大変な混雑になる。
苦楽園橋北東の袂には、日本さくら名所100選のプレートが設置されている。
苦楽園口駅のすぐ横の公園には、バラやアジサイがきれいに整備されている。