阪急今津線・甲東園駅から西へ
県立西宮高校や甲陵中学の近くにあるのが甲東梅林。
甲東梅林の歴史は古く明治にまで遡ります。
当時、貿易商として活躍されていた芝川又右衛門氏が上甲東園2丁目に別荘を建て、その辺り一帯でブドウ・モモ・橙などの広大な果樹栽培をされたことが始まりです。
その後、現在の阪急今津線が開通し「甲東園駅」が開設されましたが、この駅名は果樹園の名前の「甲東園」からとられました。
戦後、昭和22年に甲陵中学が開設された時、運動場の位置に植えられていた梅の木が今の場所に移され、昭和37年に甲東公民館が開設されるまでは甲陵中学の生徒の手によって管理されていたと言いいます。
平成9年には公民館が新しく整備され今の形となっています。
歴史ある梅の木は樹齢80年〜130年ぐらいのものが多く、種類も早咲きから遅咲きまで39品種・約200本に及び、1月から3月までの長期間楽しめる梅林です。
今年も2月15日(金)〜3月4日(月)の間、梅びらきを兼ねた甲東公民館文化祭も開催されます。
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かつてあった芝川又右衛門氏の別荘は阪神淡路大震災で大きな被害を受け、現在は明治村に移築復元されています。
2018年度のまちたびのプログラムの表紙は、その芝川又右衛門氏の別荘の写真が使われています。
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