招福大マグロ奉納

十日えびす 西宮神社

十日戎(1月9日〜11日)に先立って、8日の9時半ごろには神戸市東部水産物卸売協同組合などから巨大なマグロが奉納される。
このマグロの奉納は、神戸市東部中央卸売市場が開設されたのを機に、大漁と商売繁盛を願って昭和45年から始まった。

十日えびす 西宮神社

トラックに乗せられた冷凍マグロが拝殿に供えられ神職によってお祓いされる。大きさは毎年少しずつ違うが、体長2.5〜3m、重量250〜300㌔の大物。
刺身にすると約1300人分にもなるという。
最近は漁獲量規制などもあり、大きいサイズのものを入手するのがむつかしく、「良いのが揚がったら」と翌年の分を頼んでいるそうだ。
大マグロの横には大きい鯛も奉納され、2008年からは同市場の青果卸売協同組合が青果も供えられている。

近年、本殿前に置かれたマグロに賽銭を張り付け、商売繁盛や豊漁等の願を掛けるのが西宮神社十日えびすの名物の一つとなっている。
毎年数万枚の貨幣が張り付けられるという「招福大まぐろ」だが、お金を貼り付けると「お金が身につく」と大変人気があり、十日戎の参拝時にはマグロの前に行けるコースが混雑することが多い。
2021年は新型コロナ感染拡大の影響から、マグロがアクリル板で囲われ直接触れることはできなくなった。

<過去の奉納マグロの大きさ>      

昭和60年200㎏300㎝
昭和61年180㎏250㎝
昭和62年230㎏250㎝
昭和63年260㎏ 250㎝
平成元年230㎏330㎝
平成2年280㎏300㎝
平成3年250㎏270㎝
平成4年250㎏250㎝
平成5年250㎏250㎝
平成6年225㎏210㎝
平成7年320㎏290㎝
平成8年250㎏270㎝
平成9年320㎏320㎝
平成10年333㎏330㎝
平成11年285㎏300㎝
平成12年288㎏281㎝
平成13年295㎏325㎝
平成14年273㎏266㎝
平成15年310㎏310㎝
平成16年298㎏295㎝
平成17年310㎏298㎝
平成18年225㎏278㎝
平成19年295㎏255㎝
平成20年250㎏250㎝
平成21年220㎏250㎝
平成22年260㎏250㎝
平成23年280㎏290㎝
平成24年270㎏250㎝
平成25年250㎏250㎝
平成26年260㎏260㎝
平成27年250㎏250㎝
平成28年250㎏250㎝
平成29年230㎏230㎝
平成30年230㎏230㎝
平成31年250㎏250㎝
令和2年200㎏200㎝
令和3年230㎏230㎝





投稿日時 : 2020-01-14 12:57:00

更新日時 : 2022-10-01 13:09:09

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
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