1995年1月17日の未明に発生した阪神淡路大震災で最も甚大な被害を受けたのが、西宮北口北東地域であった。
この地域には西宮市民の台所として活況を呈していた北口市場と北口本通商店街があっ たが、一夜にして壊滅的な被害を受けた。
その後に建設されたのがアクタ西宮として親しまれている複合施設である。
駅東口の改札を出ると、すぐ左手に北口市場と飲食店街があり、市民に親しまれていた。
長い間営業されていたので、筆者にも馴染みのお店が多くあった。
買い物客で賑わう北口市場と北口本通商店街、両側に並ぶ商店の賑わい。
阪神淡路大震災では最も甚大な被害を受けた西宮北口北東部の北口市場と北口本通商店街。
まったく予想出来なかった未曾有の大災害が直撃、壊滅的な被害の状況に茫然自失。
市場が再開されるまで、東側にあった阪急電車の敷地に1997年8月22日仮店舗が開設された。その名前が「ポンテリカ」で仮店舗(かりてんぽ)を逆さに読んだ名前だ。
1995年1月17日の阪神・淡路大震災により壊滅的な打撃を受け、再開発事業の協議が進められ、6年後の2001年4月に商業ビルのアクタ西宮が開業した。名称のアクタ西宮は「Active Town西宮」からきている。
アクタ西宮は東館と西館の2棟からなり、両館は円形広場で繋がっている。両館共に下層階に飲食店やマーケット等のテナントが入り、5・6階には西宮の公共施設が入っている。
7階以上は住宅となっていて、西宮駅に繋がる利便性の高い居住区となっている。
北口駅北東部には新しく瀟洒で閑静な住宅がが建設されている。
長年兵庫県で住みたい街No.1に選ばれている西宮北口地区は、駅に近く、買い物にも便利文化施設や公共施設に恵まれているからだろう。
昔の写真は西宮市歴史資料チーム提供を受け使用。