鷲林寺に詣る「3つの夫婦」

鷲林寺マップ

1年365日、何かの記念日になっているようですが11月22日は『いい夫婦の日』ですね。
『いい夫婦の日』にちなんで『3つの夫婦』のお話です。
県道の脇、鷲林寺バス停の近くにある夫婦橋公園ある「ようこそ鷲林寺へ!」という看板には、「夫婦池・夫婦岩・夫婦橋を通って」という言葉がついています。

鷲林寺の由来や観音山への登山道の記述に加えて『3つの夫婦』として下記のように書かれています。
「鷲林寺参道には夫婦岩の他に夫婦池と夫婦橋があり、この3つの夫婦を通って鷲林寺の詣でたと言われます。いわゆる鷲林寺詣での途中鷲林寺詣での途中、この三つの夫婦を見て、縁結び・夫婦円満を祈願されたものです。」
いい夫婦の日にちなんで、紅葉の綺麗な鷲林寺まで足を伸ばしてみませんか??? 鷲林寺のウェブサイト➡︎

鷲林寺

鷲林寺
鷲林寺

鷲林寺ではこの紅葉の時期、ライトアップもされていますので暖かくしてお出かけください。
ここの手水場では鷲の口からお水が出てきます。夢枕によってこの地に開山しようと来られた弘法大師を、大鷲に姿を変えたソランジンが阻んだという言い伝えから鷲がいるんでしょうか??

鷲林寺

この鷲林寺詣での途中の3つの夫婦。最初の夫婦池は市の水道局が管理する貯水池になっていますので、フェンスで囲まれており、車で通ると知らぬ間に通り過ぎてしまいます。西宮共立リハビリ病院のすぐ前にある大小二つの池です。

夫婦池
夫婦池

二つ目の夫婦岩は、県道の真ん中にどーんと鎮座している大岩です。ご存知の方も多いと思います。
ネット上では心霊スポットとして有名なようですが、二つ寄り添うようにあることから鷲林寺に参詣する人々から夫婦円満の願いを込めて「夫婦岩」と呼ばれるようになったようです。実際には一つの岩が裂けたのではないかと思われます。

夫婦岩

そして三つ目の「夫婦橋」ですが、県道の拡幅工事が繰り返される中で今はなくなっているようです。
以前あった『夫婦橋』の親柱4つが、県道脇の夫婦橋公園の片隅にひっそり置かれています。下の方が埋められていますが、4つのうち一つは橋の文字まで読めます。
郷土資料館の学芸員さんにお聞きして確認しまたが、この親柱のことはすでに確認されていました。この公園が整備される前までは、公園の少し南の草むらに転がっていたようです。夫婦橋の親柱には昭和11年3月という文字が読めるとお聞きしました。
夫婦橋

夫婦橋
夫婦橋

昔は、この夫婦橋公園のすぐ横あたりに、大小二つの川があってそこに架けられていた橋が夫婦橋だったようです。
北山貯水池に流れ込む観音川ともう一つの小さな流れがそれだったのではないかと推察していますが、川の名前なども含めて、もう少し調べてみたいなと思っています。

<夫婦つながりでもう一つの話題>
山口町に「山口夫婦松公園」があります。
山口町のウェブサイトでは「樹齢400年以上、16世紀末の天正年間に『豊太閤が自ら植えた名木なり』と伝えられ、地域のシンボル的な存在でした。地上1m程のところから2本に分かれた幹(男松と女松)が抱き合うような姿で立ち「夫婦松」と呼ばれていました。」と書かれています。昭和56年に伐採されたようです。詳しくはこちら➡︎

投稿日時 : 2017-11-19 17:41:35

更新日時 : 2024-04-22 16:29:45

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
日々、様々な記事を書きながら西宮のヒト・モノ・コトを繋ぎます。

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