仁川駅はもう宝塚に入ります。阪神競馬場の最寄り駅ということもあり、比較的広いホームです。ここでは、往路(西宮北口行き)では、時江と亜美、カツヤとミサが降り立ち、悦子(有村架純)がここから乗り込みます。
今回の撮影は、電車の乗り降りはすべて実際に走られせた臨時電車を使って撮られました。10分に一本の電車が走る合間を縫って臨時ダイヤが組まれました。ですから各駅では停車できるのは最大二分半。数回の扉の開閉は可能ですがほとんどが一発勝負の撮影でした。
この仁川駅には、臨時列車用の引き込み線があり、エキストラやスタッフ、俳優を乗せた電車はここを使って回送させる事もありました。一番多かったのは一日に7往復だったようです。
ここでもホームの看板はたくさん差し替えられました。
今回の映画は、電車のダイヤが一番だったので、スタッフはもちろん、俳優さん達も昼食をしっかりとるだけの時間がなく、時江役の宮本信子さんは「阪急蕎麦が美味しかった!!」とおっしゃってましたが、どこで食べられたんでしょうね??
写真ではスタッフが分厚いマットを抱えています。何に使うんでしょうか??
そう、カツヤ(小柳友)がミサ(戸田恵梨香)を思いっきり突き飛ばします。
だからマットが必要だったんですね。
映画では、倒れた場面はなくて、次の場面ではミサが膝小僧を抱えて座ってましたね。
こちらのホームで一度段取り(手順の打ち合わせ)をした俳優さん達は、向こう側に着いた臨時列車に乗り、仁川の向こうの引き込み線で電車の向きを変えて仁川駅に入って来ます。
仁川は競馬場がある駅なので、増便などをするために駅の北側に引き込み線があります。
ホームでは手早くレールが敷かれます。
仁川駅に行かれたら、ミサの座ったベンチに腰掛けてみて下さいね!!