昔から、西宮は遊園地が多かった。
阪神パークも戦前には甲子園浜に近いところにあったが、第二次世界大戦の影響で壊され、1950年になって新しく甲子園球場の近く(現在のららぽーと甲子園)に造られていた。
動物園や遊園地(プールやスケートリンクもあった)として賑わったが、阪神淡路大震災の後入場者数が減少し、1997年には住宅展示場を併設し入場無料となり、2003年3月31日に閉園した。
現在は、ららぽーと甲子園>>になっている。(2004年11月にオープン)
そんな阪神パークの名残は、ららぽーと甲子園>>のエントランスの英文に記されているが、そのほかの名残はほとんどなくなってきている。
阪神パークがあった頃には、駅からの間の歩道に動物の石膏像が並んでいたが、現在、鳴尾小学区の校庭にあるライオン像はそこから移設され、今も大切にされている。
また、甲子園駅前のバス停のところに長らく「阪神百貨店」と書かれた造形物があったが、それも駅前整備の中で2022年2月に大きく変化した。
阪神パークの名残といえば、阪神パークで飼育されていたレオポン>>の剥製も、リゾ鳴尾浜が閉館した後どこに設置されるのか気がかりだ。
どこかにきちんと展示されるのを願っている。