西宮北口地域は阪急電車の神戸線と今津線で四ブロックに区切られていて、「四つ葉のクローバー」に例えられることがある。
現在はそれぞれのブロック間の往来は可能であるが、当初は駅構内を通らないと困難であった。
駅北西の地域は、阪急電鉄の開発した「甲風園」及び日本ペイントの開発による「昭和園(現在は北昭和町と南昭和町)」の住宅が広がる地域で、駅近くの南地区の商店街が発達するまでは、この出口を利用するのは地域の住民が主であったと想像する。
この西口改札口前には樹木が植えられ、ブランコ等の遊具がある公園が造られていた。時代に応じて何度も改築変更されているが、その「にしきた公園」の変遷をたどってみた。
昭和40年(1965年)頃には駅周辺に建物が建てられ賑わいを見せるようになっている。
西宮出身の谷川流原作によるアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」でSOS団が何時も集合していた場所がこのにしきた公園である。アニメの聖地巡りでは注目の場所となる。
このアニメに描かれていた「時計塔」が公園改築のために取り払われていたが、フアンの要望で再設置されることになり、その再建式典が行われ、多くのフアンを集めた。
駅周辺に放置されていた自転車を収納するために、現在では、公園地下に全国でも珍しい「地下立体自動駐輪場」が設置されている。南北に2基の預入れ口があり、預入口に自転車を差込むと自動的に収納される。
変わっていないと思っていても、長い期間でみれば大きく変わっているものですね。
使用した古い写真は西宮市歴史資料チームの提供。
こちらの確認ミスで、他のホームページに載っている写真を一時期無断使用しておりました。
ご報告いただき、確認して当該写真は削除いたしました。
ご迷惑をおかけしましたこと、お詫びいたします。
今後、写真の確認等は今一度、気をつけてまいります。2024年3月23日