万葉集には西宮の風景が出てくる歌が9首ある➡︎
そんな万葉集にゆかりのある西宮には、万葉植物苑とも言われる西田公園がある。
この植物苑は、晩年、西宮に住んでいた故犬養孝博士が尽力されて昭和63年に誕生した。
ここには犬養孝先生が選んだ1首の万葉歌碑(犬養孝書)や万葉集に出てくる植物の説明板72基(公園開設当時)も設置され万葉の世界が楽しめる。
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2019年は、平成から令和になったが、その『令和』の由来は万葉集の梅の花の歌からとられている。
初春の令月にして、気淑く風和らぐ。
梅は鏡前の粉を披く、蘭は珮後の香を薫らす。
ーー『万葉集』梅花の歌三十二首の序文よりーー
西田公園にも 梅の花は多い。
以前は、犬養先生の関連資料が公園の上にある建物に保管されていたが、今は北山緑化植物園に移管されている。
また、犬養孝筆による大伴家持の歌碑もある。
西田公園は、阪急神戸線のすぐ北にある小高い公園。
その昔、公園のすぐ下まで入海であったことは小型土錘(漁具)が多数採取されたことでも分かる。
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公園の南側、道路に並行にセンペルセコイアが植えられている>>
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場所:西宮市西田町6