1962年5月に「マーメイド号」で西宮 – サンフランシスコ間・8700㌔を94日間かけて太平洋単独横断航海に成功した堀江健一氏が出港したのは、現在の西宮マリーナ。
当時は日本を密出国した形での航海だったが、目的地のサンフランシスコでは名誉市民として迎えられ、その後堀江謙一さんご自身が「太平洋ひとりぼっち」>>を出版した。
その後には、石原裕次郎主演で同名の映画にもなっている。
それから50年以上たった2020年、日本船舶海洋工学会の「ふね遺産」として認定された。
太平洋単独横断航海に成功したマーメイド号は、あれ以来ずっとサンフランシスコ海事博物館に飾られている。
新西宮ヨットハーバー>>のセンターハウスには、1989年にサンフランシスコから西宮港を136日かけて到着した、全長わずか2.8mという「ミニマーメイド号」が展示されている。
現在、堀江さんのマーメイド号が展示されているのは、西宮浜の新西宮ヨットハーバーと西宮市貝類館。
2004年から2005年にかけてケープ・ホーン東回りで単独無寄港世界一周の時の「SUNTORYマーメイド号」は、センターハウスの前に飾られている。
縦回り世界一周で使用した「マーメイド4世号」は、西宮市貝類館の中庭に展示されており、貝類館主催のイベント時に見学できることもある。
2008年7月6日には、波浪推進船という波の力で進むマーメイドⅡ号でハワイから110日間をかけて新西宮ヨットハーバーに帰港した。(堀江謙一さん69歳)
2022年サントリーマーメイドⅢで、世界最高齢83歳で69日間の航海でふたたび単独無寄港太平洋横断を成功させ6月4日に西宮に帰港した。
60年前のマーメイド号と大きさはほぼ同じ約6メートルの大きさ、
バックアップしていた古野電気のサイトでは、リアルタイムで船の位置が発信された。
2022年6月4日の記事はこちらから>>