ダイヤモンドクロスのモニュメントが、阪急西宮ガーデンズのすぐ北側の「高松ひなた緑地」にある。
ダイヤモンドクロスとは、二つの線路が平面で直角に交わることを言うが、かつて西宮北口駅では神戸線と今津線が平面で直角に交差していた。
1984年、駅の高架工事に今津線が南線と北線に分かれ、約60年の歴史のダイヤモンドクロスが無くなった。
その当時の交差した鉄路が高松ひなた緑地にモニュメントとして埋め込まれて残されている。
大正9年7月6日、阪神急行電車神戸線が営業を開始し西宮北口駅ができた。
その翌年、大正10年には、西宮北口駅から宝塚への線が開通した。
1926年(大正15年)12月18日、西宮北口駅から南へ延伸され今津駅まで開通したことで、今津線とよばれるようになり、神戸線と今津線が平面交差するダイヤモンドクロスができた。
当時のことを知る人からは、直角に平面交差する地点を速度を落として走っていた時の「ガタタンタン、ガタタン・・・」という音を懐かしむ人は多い。
阪急西宮ガーデンズ>>の5階にあるスタジモにしのみやの一角には、1982年~84年の西宮北口周辺を再現したジオラマが設置されていて、150分の1の模型の中で阪急電車が動いているのが見られる。