西宮の大型商業施設の一つ、阪急西宮ガーデンズは阪急ブレーブスの本拠地であった「西宮球場」の跡地に建てられました。
ガーデンズを建設するときに、球場の跡地から奈良時代の「高畑遺跡」が見つかり武庫郡の大領の木簡が出土した所でもあります。
そんな場所に建てられた阪急西宮ガーデンズはその名前の通り『自然との調和』を意識されていますが、敷地の内外でたくさんの桜と出会えます。
ガーデンズの北側にできた『高松ひなた緑地』には、かつて西宮北口駅にあった『ダイヤモンドクロス』のモニュメントがあったりしていますが、ここの桜もずいぶん大きくなってきました。
実は、ガーデンズの近くには珍しい通りがあります。
というのも、西宮のオリジナルの桜『夙川舞桜』と、西宮という名前がつく『西宮権現平桜』が並んで植えられています。
ガーデンズの東側の南北の通りなのですが、下の写真で見ていただくと左側が『夙川舞桜』、右側が『西宮権現平桜』です。
ガーデンスができたときに、地元の桜を・・・ということで植えられたようですが、ここの通り桜も成長して来ましたね。
ショッピングついでにお花見はいかがでしょうか???
『西宮権現平桜』は少し白っぽい花ですね。実は、ガーデンズの屋上の駐車場にもたくさん植えられているのですが、ここより樹勢が劣るようです。
『夙川舞桜』は山桜系なので、少し赤っぽい新芽が一緒に出てきます。『夙川舞桜』は平成11年、雲井町に自生していることが確認され、その後、植物生産研究センターでバイオテクノロジーによる増殖に成功し、平成17年に市民の投票により名前がつけられたピンクのかわいい桜です。