フランシスコ・ザビエルはスペインの生まれのカトリック教会の宣教師。イエズス会の創設メンバーの1人で日本に初めてキリスト教を伝えた人として教科書にも載っている。
46歳で亡くなったザビエルの遺骸はインドの教会に安置されているが、死後50年以上たった1614年に遺体から右腕を切り離し、その腕はローマの教会に安置されている。(この時、切り離した腕から鮮血が出たことから”奇跡の右腕”と言われている。)
ザビエル来朝400年記念として、そのザビエルの奇跡の右腕が日本に運ばれ、1949年(昭和24年)に当時の西宮球場(現在は阪急西宮ガーデンズ になっている)に作られた特設祭壇に安置され「祭典荘厳ミサ」が行われた。
この一大イベントに合わせて拡張整備された道路を、当時の人たちは「ザビエル通り」「ザビエル道路」と呼んだと言う。(高畑公園辺りから、深津小の前を通って今津西線まで)
最近では、もうこの呼び名を使う人も少なくなって来ているが、今津西線の芦原町交差点から東に、西宮キッズパークや古野電気、深津小学校の前を通り、こども未来センターの横にある高畑公園までのようだ。
2015年新年号の宮っ子にも掲載されている>>