町の調査から始まったという2018年から4年。
大手前大学山下真知子先生のいろゼミのメンバーが取り組んできた、久保町にある通称・交通公園の街並みを模したオブジェ(スカルプチュア)の改修作業も、いよいよ最後のロケットが完成した。
そのお披露目会に、いろゼミのメンバーと一緒に宇宙の絵を提供しくれた子どもたちやそのご家族、関係者、地域の方々など大勢が集まった。
ちょうど新型コロナ感染拡大の時期にあたり、通常のお天気だけでなく様々な出来事も乗り越えて頑張って来た学生さんたちも、この日は晴れ晴れとした顔で新しくなった交通公園に集合した。
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たくさんある街並みのオブジェの塗り替え作業のラストになったのが、スペースシャトルとロケット。
ロケットは子供たちが描いた宇宙の絵で飾りたいと、市政ニュースなどで募集する一方、浜脇幼稚園の園児の協力も得て原画を集め、それを担当する学生たちがスキャナで取り込み微調整するという作業を経てロケットに描きこんでいった。
山下先生の「50年の歴史あるオブジェを、さらに今後50年先まで残したい!!」という思いは、このロケットプロジェクトに関わった小さな子どもたちやその家族の心にしっかりバトンが渡されたことだろう♪♪
自分の絵を見つけて記念写真を撮るという、ほほえましい光景が広がっていた。
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駆けつけた石井 登志郎市長が最後の筆を入れて無事完成となった!!
ただこれからもベンチやテトラポットのようなオブジェなども塗り替える予定だそうで、それには地域の方々やその時公園におられる方たちとも一緒に作業をしたいと山下先生も意欲を見せていた。
色の力で子育て支援をしたい!!といういろゼミの活動は、生まれ変わった交通公園のオブジェの中を楽しそうに走り回っている子供たち・その子供を見守る保護者たちのうれしそうな顔につながっているのだろう。