江戸〜明治にかけての東西に並んだ三つの蔵を活用していたショップ&レストラン「白鹿クラシックス」も開業して15年が過ぎ、一年かけて大規模リニューアルを経て 装いも新たにオープンした。
これまで分かれていたショップとレストランは一体の建物となり、その周りを様々な植栽が囲んでいる。
コンセプトの「季節感を感じ、酒と食事を愉しむ”木漏れ日のある酒蔵”の店」の新しい歴史がまた始まっていく。
以前の蔵の中のレストランの落ち着きを、壁のレンガや壁板を再利用するなどの工夫で再現しつつ、食事をしながら木漏れ日を通して街と溶け込む風景が楽しめる設計となっている。
今はまだ若い木々が、これからこの建物とともに街の風景を作っていってくれるのだろう。ちょっとした「ハレ」の時を愉しめる場ができた。
奥には貸切利用できるバンケットルームもあり、着席20〜40名、立食60名というコンパクトな空間は使い勝手も良さそうだ。レストランを通り向けることなく出入りできる工夫は嬉しい。
ちょっとした晴れの日に、ゆっくり和食を楽しんで欲しいと昼も夜もコース料理が中心となっているが、カウンターもあるので一人でフラッと一品と日本酒という楽しみ方もありそう・・・・。
ショップには店内で瓶詰めされる蔵元直営のここでしか味わえないしぼりたての原酒を始め、日本酒と共に愉しめる食材やスイーツなどの特選品のほか、奈良漬や酒粕など日本酒に因んだ食品もそろっている。
ここにしかない日本酒と共に、「酒粕カレー」や「甘酒クリーミージェラート」「薫るプリン」など、ここでしか買えないオリジナル商品もあり、ささやかなお土産から大切な方への贈り物を見つけに来てみませんか??