2014年の船坂での芸術祭が始まった。
参加作家の方々の作品の紹介はすでにレポートしているが、作品を鑑賞しながらお楽しめるポイントのレポートをまとめた。
まずは、船坂の里山の風景を満喫しながら作品を巡れるのが楽しい。
今では、西宮ではここだけになった木造校舎の残る、ビエンナーレのメイン会場となる 旧船坂小学校。今回のイベントの本部となる運動場横のランチルームは、戦前の建物だが、つい最近耐震工事が終って蘇っている。横には二宮金次郎の像がある。
小学校のランチルーム棟が案内本部となっているが、その入り口にはカラフルな電車が出現。
運動場のツリーハウスを製作された佐々文章さんのプレゼント。きっと、子供達には運転席(?)の椅子が人気となるだろう!!
船坂地域の最高標高が約400m。標高の高い里山は、南部より季節の移り変わりも早い。
ビエンナーレの始まるこの時期は、急速に里山が紅葉して行く季節なので、会期の最初と最後では、写真に写る山の色がかなり変わって行く。すすきがそよぎ、道ばたの野草などはかわいい花をつける。
きれいな空気の中には、鮮やかな色の赤とんぼも飛んでいる。(ミヤマアカネを探してね!)
作品ではないが、作品を飾る建物もまた心をそそられる。
武庫川女子大の学生達が中心になって修復しているかやぶき屋根の建物、作品が飾れている倉庫にある古い農機具、道ばたの古い井戸など・・・・作品と一緒に観賞してみては??
自治会が設置している説明板を読んで、地域の歴史にも触れてみてね!!
ビエンナーレの作品は、基本的には会期終了後に解体されるが、今でも風景の一部となってその後も残っている物もある。また、前回の作品の材料を積極的に活用される作家もある。
小学校の敷地内にあるプールがビオトープとして活用が始まり、阪神電鉄のご協力で枕木なども運び込まれ整備が進んでいる。
ビエンナーレ期間中の土日祝には、ランチルーム棟で50食限定のランチもある。手づくりの栗の渋皮煮も100円で提供されるという。この他に、野菜やジャムなどの加工品販売も!!
歩き回って疲れたら手づくりの渋皮煮で一息いれよう!!