寒さが続く日々ですが、日の出が少し早くなり、日の入りが少し遅くなり、日中が長くなってきました。
立春も過ぎた日差しを見ていると、春が待ち遠しいですね^_−☆
西宮の市の花は桜ですね。
夙川公園をはじめ、そこここの公園や街路などでもたくさんの桜に出逢います。
多くはソメイヨシノですが、私にはふと足を止めたくなる桜があるんです。
西宮市のオリジナルの桜として知られる「夙川舞桜」。
現在”5種類のオリジナルの桜”➡︎がありますが、夙川舞桜が一番初めでした。
その夙川舞桜が一番最初に植えられたのは、夙川駅の南東、コンセントマーケットの前あたりです。
半八重のこの桜は、華やかすぎず、軽やかに舞うような花弁が印象に残る姿で、毎年「今年も咲いたね!」と思わせてくれる存在なんです。
花の季節が終わったあと、その木に小さな実がついているのを見たことがある人もおられるかもしれません。
その小さな実を見た時、ふとこんなことを思いました。
「夙川舞桜っていう品種のさくらんぼができないのだろうか?」ほんの思いつきです。
園芸に詳しいわけでも、専門家でもありません。
ただ、地域の桜を長く見てきた市民のひとりとして、そんなことが頭をよぎったのです。
さくらんぼは「接木すればいい」という思い込み
実は以前、「いいさくらんぼの木に接木すれば、いい実がなるんじゃない?」そんな話を聞いたことがありました。
接木!!!!
「接木でできるのなら、意外に簡単に実現できるんじゃない??」

夙川舞桜の枝を、立派なさくらんぼがなる木に接いだら「夙川舞桜」っていう名前のさくらんぼができる・・・・・
ちょっとワクワクしていた私でした。
きちんと調べてみて、分かってきたこと
でも気になって、少し調べてみました。
すると、最初に分かってきたのは、「接木」と「品種改良」は、まったく別のものだということでした。
接木は、すでにある品種を、同じ性質のまま増やすための方法。
実の味や大きさなどの性質は、接いだ枝(穂木)の品種(この場合、夙川舞桜)によって決まります。
つまり、夙川舞桜の枝をどんな木に接いでも、なる実は「夙川舞桜の実」のまま。
突然、大きくて甘いさくらんぼに変わることはないようです。
一方で、新しい性質を持つ品種を生み出すには、交配を行い、種から育て、長い時間をかけて選び続ける「品種改良」という道が必要になります。
ここで、はっきりしました。
私の思いつきは、簡単に答えが出る話ではない。。。。。
それでも・・・!という思いを、上げておこうと思います
でも「できない」と分かった瞬間に、別の思いが浮かび上がってきました。
夙川舞桜は、西宮で生まれ、西宮で名付けられ、このまちで大切にされてきた桜です。
これまで私たちは、その桜を「花」として愛で、守ってきました。
でも、そんな地域の桜を未来につなげて考えることも大切では??
実が食べられるかどうか、という話ではなく「このオリジナルの桜の存在を、どう語り、どう引き継いでいくのか」ということを考えていくことも大切なんじゃないかなと思い始めています。

(左側が夙川舞桜/右側が西宮権現平桜)
夙川舞桜から、立派なさくらんぼができるかどうか??ということは、現時点では、簡単に実現する話ではないようです。
研究が必要なようです。
長い年月がかかる話であるようです。
いろいろやってみても、ひょっとしたら何も起きないかもしれません。
それでも「そんな発想があるんですね」と、誰かの心に少しでも残れば、数年後??いえ、もっと先の未来で、ふとこの記事を思い出してくださる誰かが現れるかもしれないと思って、この記事を書いています。
<参考>2020年現在の「夙川舞桜」「西宮権現平桜」のマップ➡︎
桜を見上げながら、少し先のことを想像してみる。
オリジナルの桜を「今年もきれいだった」で終わらせず、どう未来につなげて考えていくか??
そんな視線を誰かが面白がってくだされば嬉しいなあ・・・と思っています。





















