さくら100選に選ばれている夙川公園は、昭和の初めに地域住民も寄付金をだして松林の公園が整備されました。
戦後、そこに桜が植栽されて現在では、ソメイヨシノをはじめとして、 オオシマザクラや夙川舞桜など約15種類1660本のさくらがあり「日本さくらの名所100選」にも選ばれていて、市の花がさくらで、桜がいっぱいの市内でも有数の桜スポットです。
<43号線の南エリア>
このエリアは比較的静かにゆったりとお花見ができるエリアです。
河口近くになると白っぽいオオシマザクラが目につきます。河口に近い臨港線から北をみると、村上春樹さんの「ランゲルハンス島の午後」の作品の中にでてくるモデルと言われている「あしはら橋」と甲山までが見渡せる撮影スポットです。
<香櫨園駅周辺エリア>
香櫨園駅は夙川公園をまたぐように建てられています。ホームからは外のテラスに出られるようになっています。
文学作品の中にも名前が出てくる駅ですね。文学に興味のある方は「西宮文学回廊」を参考にしてくださいね。
<国道二号線からJRにかけてのエリア>
このエリアは、電車と桜を撮るカメラマンで賑わうエリアです。
お目当ての電車が通るのを、辛抱強くまっているカメラマンをよく見かけますね。JRの線路のすぐ際にある小さなお堂は、お参りの人が後を絶ちません。
<JRの北側から山手幹線までのエリア>
夙川公民館のすぐ横には片鉾池がありますが、この池は、昔香櫨園遊園地のウォーターシュートがあったところです。
毎年4月の始めに開かれる西宮市の「さくらまつり」では、この公民館がメインイベントの会場となります。
阪急夙川駅のすぐ南にある羽衣橋の南東たもとには「夙川舞桜」が植えられています。今では、市内のあちこちの公園にも植えられている西宮オリジナルの桜ですが、ここは一番最初に植えられた場所です。
<阪急夙川駅以北のエリア>
例年、お花見の時期には一番賑わうエリアです。昨年から公園内の屋台がなくなった事もあり、お花見できるスペースも広くなったようですが、家族連れやグループの輪があちこちに広がりますが、大人数のところにはブルーシートが目立つのが気になります。屋台がなくなったこともあり、周辺の飲食店ではあちこちで行列ができていますね。