「大市八幡神社」は大同元年(806年)「岩清水八幡宮」より勧請されたと伝えられている。
西宮でも最も古い八幡神社の一つで、周辺の多くの八幡神社は大市八幡神社より勧請されている。
平安時代末期の源平の戦いにより、罹災・滅失したと伝えられており、その後慶長15年(1610年)に再建された。
現存する本殿はこの時に建てられた物で室町時代の特徴を表していて、西宮市(1979年)と兵庫県(1980年)から指定重要文化財に指定されている。
八幡神社は全国で最も多い神社で、村の鎮守様として知られていて、祭神は「誉田別尊(ほむだわけのみこと)で応神天皇」として知られている。
応神天皇は開運厄除の神・勝負の神として崇敬されている。
本殿には主祭神の他に、大日霊女尊(’おおひるめのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)が相殿として祀られ、豊間戸命(とよまどのみこと)が合祀されている。
境内には拝殿・本殿の他に多くの祭神をおまつりする境内末社がある。
境内には楠木の巨木が有り御神木として祀られている。
これは本殿再建記念として池田輝政公によって植樹されたとされる、樹齢400年超の大楠で、西宮市の天然記念物の指定を受けている。
神社境内で最も目を引くのは赤い鳥居が並ぶ、「稲荷神社」で周りの雰囲気がここだけ特別に思われる。
境内にはこの他に「伊勢神宮遥拝所」がある。
また「門の神様である豊間戸尊(とよまどのみこと)」が本殿に合祀されている。
神社の詳しい説明は、大市八幡神社HPの神社についてを参照。