「病院と教会と美術館を造り、心のオアシスを創りたい。」という大鶴昇理事長の思いで、2014年(平成26年)9月にオープンした美術館。
併設の病院の入院患者だけでなく、車いすの人にも利用できるようにと作られている。
様々な収蔵品が展示されているが、ひときわ目を引くのが1階にある1/10スケールの日光東照宮社殿模型。
「大正の左甚五郎」と称された滑川市の仏師、10代 長谷川喜十郎(1877~1935)作。
この長谷川喜十郎氏は生涯に4つの日光東照宮社殿模型を作ったといわれ、ここにあるのは最後の遺作で一部未完成のものとはなっているが、大迫力で迫ってくる。
4階には日本象牙彫刻作家・清水信生氏の高度な技術で彫り上げられた数々の「マリア像」や「最後の晩餐」「ピエタ」などをモチーフにした宗教的な作品。
中国美術品がお好きな方は、ぜひ3階に!!
鮮やかな『松齢鶴寿三折屏風』に出迎えられ、様々な硯や景徳鎮の磁器類などを楽しんでほしい。
2階は日本美術品が並ぶ。
なんと火縄銃や大砲からカメラまで。
カメラは今でも使えるものも多く、そのカメラで写された写真が休憩室に展示されている。
書の好きな方にとっては垂涎物の正岡子規や夏目漱石、木戸孝允や大久保利通・西郷隆盛の直筆の掛け軸もありゆっくり楽しめる。
<毎年、11月19日・20日は無料開放>
一般:1000 大高生:700 中小性:500 65歳以上:700
団体割引有・障害者手帳提示無料
所在地:兵庫県西宮市 甲山町53番地4号
※阪神バス 鷲林寺線(東回り・西回り)甲山墓園下車すぐ
※阪急バス 甲山墓園行または 五ヶ池行乗場 甲山墓園下車すぐ
電 話:0798-73-5111
休館日:毎週火曜日(祝祭日の場合は翌平日)年末年始
不定期に展示替期間で休館することがあります。
開館時間:10:00~17:00