ニッカウヰスキーは、昭和9年に「大日本果汁株式会社」として北海道余市町に設立された。
西宮工場は昭和34年に稼働。元々はウイスキーを製造していたが、平成13年にアサヒビールの完全子会社となった後は、アサヒビールが料飲店向けに販売する「樽ハイ倶楽部」(樽入りサワー)の生産を行っている。
平成24年8月、隣接するアサヒビール西宮工場が撤退したことで、9月以降はアサヒビールより譲り受けた生産設備で自社生産へと移行した。
ニッカウヰスキーは、西宮に工場があるというだけでなく、日本で初めてウイスキーを造ったことで知られる創業者の竹鶴政孝氏と西宮は深い縁がある。
(竹鶴さんをモデルにした、NHKの連続テレビ小説 『 マッサン 』>>は 、2014年9月29日から放送[全150回]された作品。 )
マッサンが創業に夢をかけたウィスキー作り(ニッカウィスキー)と甲東園の芝川さんの果樹園は深いご縁があった 。
マッサンのモデルは、ニッカウヰスキーの創業者・ 竹鶴 政孝氏。
現在の千島土地株式会社の芝川ビルを建てた芝川家6代目当主・芝川又四郎は、ニッカ創業者・竹鶴政孝氏の大家であった縁で、後年、竹鶴氏が大日本果汁㈱(現・ニッカウヰスキー㈱)を設立するにあたり、資金提供することになるのですが、この芝川さんの別邸や果樹園があったのが西宮市の上甲東園一帯>>です。
甲東園駅から関西学院大学までの道路は、元々、芝川さんがご自身の果樹園のために作った道路で、関西学院大学も果樹園の一部だった。
芝川家とニッカウヰスキーの関係は千島土地のホームページ➡
西宮流(にしのみやスタイル)2019.9.9
アサヒビール移転後も、「樽ハイ倶楽部」と「樽詰めハイボール」を生産し、年間生産量は約1万5790キロリットルに上っていたが、2024年3月で操業を終えることが明らかになった。(2022年2月15日)
ニッカ西宮工場の生産機能はアサヒ吹田工場に移管され、ニッカの生産拠点は国内7カ所となるという。
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