1月10日を除く毎月10日に西宮神社で行われていた旬祭「十日参り」では、これまでも参拝者に和菓子が配られていた。
その和菓子は、とおかし(十日の菓子)と呼ばれていたが、4月以降は市内の11の和菓子店が毎月工夫を凝らした「とおかし」を作り、神社の参拝者に配るとともに、10日限定で参加11店舗の「とおかし」がそれぞれのお店でも販売される。
市内の参加和菓子で構成された「とおかしプロジェクト」では、共通の掛け紙とタペストリーを作成し、「毎月10日はとおかしの日」として西宮の和菓子ブランドをPRするとともに、西宮神社の「十日参り」の認知度向上にもつなげようとしている。
以下は、平成29年度(2017年度)のとおかしです。
4月10日 えびす大福 (あおやま菓匠) よもぎとアワの二色で大きな福 | 5月10日 えべっさん・鯛 (千鳥屋宗家) 上生菓子でめでたいを表現 | 6月10日 宝箱 (こはく) 栗味の宝船と日本酒を使った ひょうたんの寒氷 |
7月10日 目出鯛みかさ (高山堂) ふんわりの生地につぶあん | 8月10日 えびす金鍔 (谷矢製餡) 酒粕とイチゴの二種類の金鍔 | 9月10日 めで鯛・米俵 (御菓子司 昇月堂) 白あんとつぶあんの入った上生菓子 |
10月10日 戎福栗 (君栄堂本舗) 大きな栗が入った栗饅頭。 白あんとこしあんの二層で包んだ | 11月10日 境内・鯛 (菓一條栄久堂吉宗) 上用饅頭の境内と練りきりの鯛 | 12月10日 えべっさんの上用饅頭 (太平堂吉定) 白あんとこしあんの上用饅頭 |
2月10日 福つゞみ (冨久屋菓子舗) 福笹にちなんでこしあんの麩饅頭 | 3月10日 えびす舞 (成田家) 三種類の餡の最中 小倉餡・ゆづ餡・はちみつ餡 |
「十日参り」は1月を除く毎月10日の午前10時から斎行され、ご参拝の方には「とおかし」が配布されるが120個限定なのでご注意。
また、各店舗ではそれぞれの「とおかし」がその日限りで販売されますが 10日が定休日に当たる場合は、各店舗によって対応が異なるので、各店舗への問い合わせが必要。
毎月10日には「とおかし」の赤いタペストリーが店頭に飾られ目印となる。