つるてんぴーか(ツルテンピーカ)

甲子園球場

人は時に、子供の頃のたわいもない思い出が懐かしくなることがある。

甲子園球場の近くに住んでいた元子供という方からのお問い合わせをいただいたことから、つるてんぴーかと呼んでいたものが何だったのか探した結果、当時の子供たちが読んでいた「つるてんぴーか(ツルテンピーカ)」が判明した。

甲子園球場
ゲートの左上にある、銅像の台座の周りを飾っている丸い玉に見えるもの

上の写真は昭和38年当時。
戦争中に供出で撤去された「外山脩造氏」の銅像の四隅を丸い玉が飾っていたが、四隅の丸い玉がピカピカだったことから、 鳴尾 ・甲子園界隈の 子供たちはつるてんぴーかーと呼んでいたようだ。

外山脩造氏は、阪神電鉄の初代社長であったことからここに銅像が立っていたようだ。

2021年2月、地元の方から情報提供をいただき、銅像台座の四隅の球体は、実は球体ではなく半球だったことが分かった。
半球ではあったが、とてもつるつるしていたことから、子供たちはそう呼んで遊んでいたようだ。
情報を提供してくださった方も、子供のころこのあたりでよく遊んでいたという。木が多くあったそのあたりは、小さな子供たちにとっては森のように思えたと・・・。
そして、銅像のない大きな台座を、子供の頃は「噴水」だと思っていたようだ。

提供いただいた写真に、半球のつるてんぴーかが見える

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甲子園
ゲートの左の信号の後ろに見えるモニュメント(S44年)

投稿日時 : 2019-12-17 23:03:35

この記事の著者

編集部|J

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