西宮市 熊野町3-26
甲子園口の北、熊野町にあるこの神社は伊邪那美尊(いざなみのみこと)を祀っているが、同じ境内にある算学神社にお参りする人も多い。
応仁の乱以前には存在していたとされる熊野神社は、最初は「若王子宮(にゃくおうじのみや)」と呼ばれていた。明治時代に「熊野神社」となった。
算学神社に祀られているのは日本の算学の祖と言われる毛利勘兵衛重能(しげよし)で、安土桃山時代に摂津国武庫郡瓦林に住み、明に留学後そろばんを使った割り算を考案し、京都で算学を広めたと言われている人物。
神社には顕彰碑があり、また大小のそろばんで作られた珍しい神輿があり、毎年8月にはそろばん供養祭がおこなわれている。
8月8日にはそろばん祭も行われる。
2024年は、那智大社から「結大神 むすびのおおかみ」をお迎えして400年の記念の年になる。