西宮市は、世界中に熱狂的なファンを持つアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の聖地です。
なかでも大きな注目を集めてきたのが、ハルヒたちが通う「北高」として登場する兵庫県立西宮北高校。作者・谷川流さんの母校でもあり、国内外から多くのファンが訪れ、校門や校舎を撮影する姿が絶えません。
アニメ放送から19年近く経った今もなお、聖地を目指すファンが後を絶たないのです。
初の一般公開!「北高オープンハイスクール」
募集枠は即日完売。締切りとなりました。

「坂を登って門の中に入って、ハルヒやSOS団の仲間たちの世界に浸りたい」多くのファンが望んできたそんな長年の夢がついに実現します。
兵庫県立西宮苦楽園高校(西宮北高校)は、2025年11月23日(日)に 初めて一般向けの学校開放イベント を実施すると発表しました。
イベントは午前9時/11時、午後1時/3時からの計4回、各回2時間ずつ、合計1000人を受け入れます。
内容(専用サイトより抜粋)
校舎外見学(写真撮影)
「涼宮ハルヒの憂鬱」に登場した場所で写真撮影ができます。ARスポット体験
アニメの名シーンをAR技術で再現!実際の場所に重ねて楽しめます。高校生企画(Coming Soon)
北高生によるオリジナル企画。詳細は今後公開予定です。
また、毎日新聞によると「探究学習の一環として在校生がファン向け企画を準備中」とのこと。生徒の案内で校舎内外を散策し、AR体験を楽しめるそうです。
募集開始から数時間で即満員
専用サイトで応募を受け付けたところ、わずか数時間で定員1000人がいっぱいに。
10月1日夜には募集終了となり、ファンの熱量の高さがあらためて示されました。
SNSでも大反響で、最初は「フェイクでは?」」はと疑った人も多かったようですが、公式とわかると、「こんな日が来るとは!」「涙が出るほど嬉しい」「予定を全部キャンセルして行く」といった声があふれました。
注意事項を守って、楽しい聖地体験を
参加できる幸運な1000人の皆さんは、専用サイトの「参加規定」「撮影関連注意事項」「その他注意事項」を必ず確認し、マナーを守って楽しんでください。
多くのファンが待ち望んできたイベントだからこそ、「開催して良かった」と主催者に思ってもらえるよう、誠意ある参加が求められます。ハルヒファンの熱い思いを伝えて、みんなで大いに盛り上げましょう。
北高の歴史と、未来へのバトン

西宮北高校は県立高校再編に伴い、西宮甲山高校と統合され、すでに「西宮苦楽園高校」として新入生の受け入れが始まっています。北高の名前は2027年3月に現2年生が卒業する時点で姿を消す予定です。
今回の「北高オープンハイスクール」は、長年北高を愛してきた市民やファンへの感謝、そして生徒の探究的学びの一環として実施されます。
専用サイトも西宮苦楽園高校の在校生たちが制作し、鮮やかなハルヒカラーを取り入れたデザインで公開されています。
かつてSOS団がワクワクしながら学校生活を楽しんだように、今回のイベントは生徒さんにとっても忘れられない思い出になるでしょう。
※この記事で使用した写真は、2019年に県立西宮北高写真部の部員が撮影したものです。(西宮流が主催したイベント「SOS団in西宮に集合よ!オーバー♪」で展示)