私たちの足元にあって、普段あまり気にせずに踏みつけて通っていたりするマンホールだが、よく見ると様々な種類がある。
そのなかでも下水のマンホールの蓋のデザインがとても注目されている。
以前は幾何学模様などのデザインが多かったが、最近の下水のマンホールは各自治体によっていろいろデザインされていて、その土地の特徴などがわかって面白かったりする。
そんな動きの火付け役になったのが、下水のマンホールの蓋のデザインがカードになっているものが「マンホールカード」だろう。
下水道広報プラットフォーム➡が企画監修して、各自治体と協力して発行している。
2024年7月26日から発行される第23弾では、初参画となる18自治体を含む41種のカードが新しく増え、第1弾から数えると1,076種(717自治体・団体)。カードの累計発行枚数は1,300万枚に達しているという。
今回は、下水のマンホールだけでなく西宮市のキャラクターみやたんとマンホールのことをまとめてみた!
そもそもマンホールってなに?
マンホールは地下にある様々な施設の点検、調査、清掃、修繕などの維持管理を行う人が出入りするためのもの。
そう思って街を歩くと、道路上には実に様々な大きさや形の蓋がある。
マンホールには必ず蓋がされているるが、車や人が踏みつけるので頑丈なものが求められ、滑り止めにもなるように蓋には凸凹のデザインが施されている。
昔は幾何学模様や自治体の紋章が施されているものが多かったが、近年は各自治体の特徴を表したものであったりして、マンホールの蓋のデザインが注目されている。
マンホールの種類
下水道のものが一番目につくが、よく見ると上水道や電信電話など通信施設、電力、都市ガスなど様々なものがある。
またその大きさも大小さまざまだが、基本的にマンホールとは「人が入れる穴」ということなので、小さいのは「ハンドホール」と呼ばれるようだ。
下水道のものでは、60センチくらいから120センチくらいのものが多いようで、蓋の形状が四角いものもあるが、四角いものは深い穴でない施設に使われている。
ところで西宮市の下水は「雨水」「汚水」に分かれているエリアと、国道二号線より南側に行くと多くなる「合流」のエリアがあるようだ。
西宮のマンホールカード
下水道のことをもっと知って欲しいという事からできた「下水道広報プラットホーム(通称、GKP)」という団体が、全国にあるマンホールの蓋のデザインを縦88mm×横63mmのマンホールカードとして企画し、マンホールの蓋を管理している自治体と協力してたくさんのマンホールカードが作られておりコレクターも多い。
最新の第23弾(2024年7月)では、初参画となる18自治体を含む41種のカードが発行され、第1弾から数えて1,076種(717自治体・団体)のカードの累計発行枚数は1,300万枚になるという。(GKPのサイトより)
西宮市も2017年12月からマンホールカードとして発行しているが、「酒蔵」と「甲子園球場」と「西宮市の花の桜」がデザインされている。
マンホールカードには様々な数字が印刷されているが、それぞれに役割があるので知ってみると面白い!!
こちらの記事もご参考に➡
遠方から来られたコレクターの間でも「わぁ、甲子園球場だ!きれいね!」と人気が高い西宮のマンホールカード。
そのカードと同じカラーの蓋があるのは、市内では二か所!
①阪神甲子園球場の北側、43号線の北側の球場へと続くタイガースロードのゲートの東端。
②浜甲子園運動公園の西北。枝川と浜甲団地通り角にあるシールドカッターヘッドのモニュメントが目印で、それの少し南側。
マンホールカードはららぽーと甲子園2F「情報発信スペース・クリエートにしのみや」で配布している。インスタグラムはこちら➡
火曜日を除く10時~18時まで!
マンホールの蓋のデザインにみやたんがいる?
最近、西宮のキャラクター・みやたんを道路で見かけることが多くなってきた。
一番多く見るのは、上水の小さな蓋(ハンドホール)の上にいるみやたん。
下水のマンホールカードにはみやたんはいないが、上水のハンドホールや小さ目のマンホールの仕切弁やドレン弁などの蓋にみやたんが増えてきている。(みやたんは、水の妖精なので上水の施設のマンホールに居る(^_-)-☆)
マンホールの蓋は摩耗などで古くなると取り替えられるので、工事の後を探すと見つかるかも???
みやたんがいるマンホールでカラーバージョンもある!
設置されているのは津門中央運動公園の北側にある多目的公園の南西の入り口付近。
市役所の前にあるみやたんのシールを張ったマンホールもご紹介!!(この辺りに3個あるので探してみよう!)
カーナカードってなに?
神戸市水道局、尼崎市水道局、西宮市上下水道局、芦屋市上下水道部、宝塚市上下水道局、阪神水道企業団が、安全で良質な水道水を供給するために連携している阪神間水道事業体広報連携企画「KAHNAT(カーナ)」というのがあり、そこで各市が発行しているのが「KAHNAT(カーナ)カード。」
上水を広報するために発行されているカーナカードは、マンホールカードと混同してしまう人も多いが、この上水の西宮市が発行しているカーナカード4種類の中にみやたんがいるカードがある。
みやたんマンホールと書かれているので、下水のマンホールカードと間違われる方があるようだ。
このカーナカードは、西宮市役所第二庁舎7階エレベーターホールで配布している。
カーナカードについての詳細はこちら>>
みやたんのプロフィール
水色のキャラクターってあまり見かけないので、たくさんのキャラクターが集まるととても目を引くみやたんはぐるぐるほっぺがとても可愛い。
2011年10月1日(平成23年)に「西宮・まちを旅する博覧会(まちたび博)」の公式キャラクターとして誕生し、その翌年には「西宮市観光キャラクター」となり、10周年を迎えた時に「西宮市キャラクター」に任命されている。
みやたんは水の妖精…宮水や川や海の象徴
名前の由来…西宮を探検するということで『みやたん』
生みの親…たかいよしかず氏(ハッピークリエイター)西宮市在住で、くろくまくんシリーズや怪談レストランなど、子供たちの心に響く絵本や挿絵を手掛けている。みやたんを製作中はラフを書きながら西宮市内を「てくてく、わくわく」歩いてくれることを想像し、「てく坊」と呼んでいたという。
みやたんのペンダント…みやたんが胸にかけているペンダントは、西宮の名所をモチーフにして夙川の桜、甲子園のボール、甲山、酒蔵の酒だる、浜のイカリ、西宮神社のえべっさんがある。頭には甲山に眠るというお宝の冠もかぶっている。さくらのペンダントが正装のようだが、出かける季節や場所によってペンダントが変わるという。
みやたんのおうち…甲山にある自然の家の近く
みやたんの相棒…みにゃっこ
最後にマンホールの蓋の写真集
これまでにも書いてきたが、マンホールの蓋は消耗品なので古くなれば交換されていく。
下記の写真は古いものもあるので、失くなっているものもあるかもしれない。