能は「謡」や「囃子」にのせて舞う、世界最古のミュージカル。
室町時代に確立した能は、当時はたくさんのご当地ソングもあったという。
長い年月の間には、演じられなくなった演目も多い。
そんな演目の一つが「能 西宮」。
都から見た「西方の宮」が謳われているこの演目を復活させようという取り組みがされてきた。
「能 西宮」の復活ワークショップの後、実行委員会が中心となって演目のストーリーの絵本も作成した。
西宮という地名の語源とされている「西方の宮(西にある神様のおられるところ)」と呼ばれていた時代に、京から参詣に訪れた貴族が西宮の神々に合うという物語。
かつて西宮が信仰の地であったことや、作品に出てくる古の美しい海辺の風景なども描かれた絵本になっている。
「西の宮」とは、廣田神社のことで、この呼称が「西宮」の地名のもとになったといわれている。
この絵本はららぽーと甲子園2Fにある、クリエートにしのみやでも閲覧できる。
クリエートにしのみやの場所はこちら>>