先日西宮流で、武庫川女子大・甲子園会館のビッグ松ぼっくりのプレゼント企画をお知らせしました。この松ぼっくりでクリスマスツリーを作ってみました。その作り方を紹介します。
材料はほとんど100均で手に入るものばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。なおこの記事で紹介した「松ぼっくりツリー」はクリエートにしのみやでクリスマスくらいまで展示してます。
ビッグ松ぼっくりとは
ビッグ松ぼっくりというのは、大王松(ダイオウショウ)という種類の松の松ぼっくりです。
夙川沿いなんかに落ちている松ぼっくりは高さおよそ5cmくらいですよね。それに対して、ビッグ松ぼっくりは高さおよそ15cmくらい。明らかに大きいです。
立てるとまるでもみの木のミニチュアみたいな不思議な風貌をしています。
これを木に見立ててクリスマスツリーにしてみよう! というわけです。
作り方のざっくりした流れはこんな感じ
- ビッグ松ぼっくりに色を塗ります
- 土台を作ってドッキングします
- 飾りつけをします
さほど複雑な作業はないので、お子さまと一緒にとか、あまり工作とかやったことないんだけど〜という方にもおすすめです。
作る前に…気をつけてほしいこと
ビッグ松ぼっくりの歯の先には細かいトゲがあります。刺さると痛いので十分気をつけてください。お子さまが扱うのなら、面倒ですがペンチでひとつひとつ切り取ってから作業したほうがいいかもしれません。
材料
ビッグ松ぼっくり以外の材料。特に記述のないものは100均で買いました。
- ペンキ (緑)……これはホームセンターで買いました (他の工作のあまり(・∀・;) )
- ラッカースプレー (金色)
- モール (針金入り/30cm)
- 素焼き調ねんど‥‥土台にします
- 飾り用の植物……ハッカク、ヒメツバキの実
- マニキュア……ホワイトのラメのもの
- 極細の針金……お家にあるもので代用してOK
- デコレーション電飾
- グルーガン & グルー……100均で売っていますが、300円くらいの商品
全てこの通りのもの!! でなくても、もし見つからなければなにか他のもので適当に代用するといいですよ。クリスマスツリーは自由だー
あとはお家にあるお道具を。
- 目打ち (ちっちゃいドライバーセットに入ってる先の尖ったやつで十分)
- 筆 (ペンキ用。なければこれも100均で買うといいかも)
- つまようじ
ちなみに、西宮流編集部のあるららぽーと甲子園にもダイソーさんがありますよ〜。
では、作っていきましょう。
ビッグ松ぼっくりに色を塗る
緑色のペンキを塗ります。もみの木をイメージしてます。
あんまりきっちり塗らなくてもOK。裏側は置くとほとんど見えないので、塗らずにおいてもいいと思います。地肌が残ってる方がなんか木っぽいし! (言い訳)
土台を作る
ペンキが程よく乾いたところで、土台を作ります。今回は粘土でやります。
ビッグ松ぼっくりはそのままだとまっすぐ自立はしてくれないので、何かで土台を作るのがいいです。
こちらはダイソーで売ってた「素焼き調ねんど」。元から茶色がついていて、乾くと素焼きみたいな質感になる粘土です。ツリーの土台にはぴったりかなということでこちらをチョイスしてみました。
まずよく手を洗ってから、全体をねりねりします。
ざっくり半分くらいを中心に、残りを三分割して3方向からドッキング。これで安定するかな〜。
最後に目打ちの先ですじをつけて木っぽくしてみました。
ドッキング→乾燥
土台ができたら、先ほどペイントした松ぼっくりを立てて固定します。けっこうグイグイと押し付ける必要があるので、せっかくの松ぼっくりを壊さないように注意。できれば一旦ここで乾燥させます。
クリスマスツリーっぽい飾りを用意する
乾燥を待っている間にでも、飾りを用意しましょう。今回はスパイス (植物の実) を金色にペイントして飾りにします。
写真中央がヒメツバキの実、右がハッカク (スターアニス) です。ハッカクはスパイスでもおなじみですね。独特のいい香りがしますが、100均で売っているのはあくまでクラフト用なので食べることはできません。
金色のカラースプレーも100均一で買いました。
ヒメツバキの実を金色にペイントすると、クリスマスツリーの飾りによくあるベルみたいな雰囲気になります (あくまで雰囲気)。
スプレーペイントの際は、気をつけて作業してくださいね。製品の説明書きをしっかり読んで、できればベランダや屋外で作業しましょう。段ボール箱などを用意して、その中で作業するのがおすすめです。
ハッカクの実は、クリスマスツリーのてっぺんの星にしましょう。
ほどよき形のを選びまして…
目打ちをぐりぐり差し込んで、ちいさな穴をあけます。
穴につまようじを差し込んだら、この状態でゴールドのスプレーでペイントします。
飾りの実を取り付ける
土台とビッグ松ぼっくりが安定したら、飾りを取り付けていきますよ。
ここで活躍するのはグルーガンです。これも100均で買いました (元々持ってた)。値段はたしか300円くらいだったと思います。
さきほど金色にペイントしたヒメツバキの実を、グルーガンで本体に取り付けていきます。
松ぼっくりの「歯」に乗せるような感じでやると安定します。
適当に位置をバラしてつけていきます。ベルっていうより鈴っぽい。
ツリーの星を取り付ける
頂点にあたるところは歯が1本飛び出しているので、そこにさきほど作ったハッカクの星を取り付けます。
つまようじの一部に少しだけグルーガンでグルーをつけて、あとは極細の針金を巻き付けて止めます。
モールを取り付ける
クリスマスツリーといえば、のキラキラモールをつけていきましょう。色はお好みで。今回は白と赤にしました。
モールはまず、先ほど取り付けたてっぺんの星の針金を隠すように数回巻き…
そのあとらせん状に木を降りてくるように巻き付けていくとかんたんです。途中で長さが足りなくなるので、同じ色を端で捻って延長します。
モールのところどころに折り目を入れて、歯に引っかけたりしながら巻いていくといい感じです。
白ができたら、赤も同じように巻いていきます。
飛び出したところなどを手で調整して完了です。
雪っぽいテクスチャをつけてみる
雪がついたような感じを出したくて、白いラメのマニキュアを使ってみることにしました。
「葉」の先のほう、雪が積もるであろう箇所にだけマニキュアをペタペタつけていきます。
うーん、いまいち雪っぽくないが (・∀・;)
キラキラしてて可愛いのでヨシとします。
電飾をつけてみた
最後に、クリスマスツリーにつきものの電飾を飾ります。デコレーションライトはクリスマス前の時期になると100均にはだいたい売ってるみたいですね。
付け方は、下からぐるぐる巻いていくだけです。ライトが少し中のほうにあるときれいなので、ところどころ押し込めたりしていい感じに飾ります。
電池を入れてスイッチオン! してみました。
カラフルでめっちゃ点滅してて、昭和の頃家庭にあったクリスマスツリーを思い出しました(笑)
(*´д`*)
そんなこんなで、クリスマスツリーの完成です。
クリスマスごろまで、ららぽーと甲子園のクリエートにしのみやに飾っておきます (記事公開時点の情報です)。
甲子園会館の大王松(ダイオウショウ)の話
甲子園会館は、昭和5年に甲子園ホテルとして建てられ、のちに武庫川女子大が譲り受けた施設です。阪神間モダニズムの象徴のひとつでもある、とっても美しい建物です。
この敷地内に植わっている大王松の松ぼっくりが、今回クリスマスツリーになったビッグ松ぼっくりです。
近頃ぐんと冷えてまいりました。クリスマスに向けてお家でクラフト、なんていう過ごし方もいかがでしょうか。よかったらチャレンジしてみてください。