小麦を植えて茅葺き屋根を修復しようという活動(古民家族)

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船坂 小麦

武庫川女子大の生活環境学部の学生が中心となって、船坂でもう12年続いている古民家再生の活動がある。

今から十数年前「解体したい!」という相談のあった茅葺き屋根の古民家を、武庫女の学生と船坂にある古材問屋の明木さん、高槻にある工務店・河原工房などが中心となって再生する活動が続いている。
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原則として月1回の活動は、初めの頃は家の傾きの修正でジャッキアップから始まり、その後何年もかけて茅葺き屋根を順番に葺き替えてきた古民家修復活動が、今年は屋根を葺き替える材料の一つとなるようにと小麦を植える活動へと広がってきた。昨年秋に種を蒔き、収穫作業が行われた。

茅葺とは、茅(かや、萱。ススキやチガヤなどを指す)を材料にして葺く家屋の屋根の構造の一つで・・・・とwikipediaにもあるが、ストロー状のものなら材料になるのだそうだ。
実際の茅葺き屋根には、麦や稲藁も使われているという。
「それでは!!」ということで昨年の秋、小さな畑に小麦(パン用の小麦)の種を蒔き、この日いよいよ収穫となった。

古民家族

2018年の様子

12年間の古民家族の活動には、茅葺き職人のサポートもあり、茅葺き屋根もここまで綺麗になったが、今後の修復のことも考え小麦プロジェクトも始動させた。

この日もリーダーの4回生の佐々木さんを中心に約20名の学生、一般ボランティア、古材問屋、河原工房のスタッフなどが小麦の刈り取りに集まった。
この日の午前中は『Bake&Restore   パンを焼いて、茅葺屋根を直そう』という、船坂自治会の一つの取り組みの小麦収穫もお手伝いした。

小麦を植えて育て、小麦の実はパンにして食べ、その麦わらをつかって茅葺屋根を修復するという循環型の取り組みの1年目。
来年に向けての反省点もあったようだが、今後の取り組みの中で修正されていくのだろう。
何代にも引き継がれている活動から、今後も目が離せない!!

投稿日時 : 2018-06-22 15:00:43

更新日時 : 2018-06-22 15:12:51

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
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