船坂に茅葺き屋根の古民家が4軒あります。
そのうちの1軒は、武庫川女子大の学生さんたちが中心になって10年以上かけて茅葺き屋根を吹き替えたり壁を直したりという手を入れて活動してきましたが、新しい持ち主の手に渡るようです。
あと3軒の古民家は、山王神社の少し北に固まっていますが、住み手のない2軒は古材問屋さんや河原工房さんの協力もあり、今は武庫川女子大生を中心とした『古民家族』の活動も、こちらで続いています。
そして、ただ1軒、お住いの茅葺き屋根の家では、7月下旬にはカフェを開く準備が進んでいます。
2年ほど前にワークショップとしてトライしたBake&Restore パンを焼いて、茅葺屋根を直そう という活動を一部継続しながら、船坂にある茅葺き屋根の建物を残していこうということで、今年も小麦の刈り取りが行われました。
天候とにらめっこしながら、小麦を刈り取り、乾燥して脱穀し、小麦はレストランに卸し、残った麦わらは茅葺きの吹き替え材としてストックしていきます。
小麦の種類を変えたりしながら、小麦として売ることと麦わらを屋根材としてストックすることの両立を目指します。
この日、脱穀後のゴミを掃除していたら「畑に肥料として漉き込みたいで・・・」と脱穀後のゴミがもらわれて行きました。
こんな風に、物が循環する仕組みができていくと良いですね。