阪神間NPOやボランティア団体も
この二ヶ月でたくさんの人や物を送り込んで来ています。
その、ほんの一部をこれまでにお伝えして来ましたが
こういった、団体への支援もまた必要になって来ます。
そんな団体の活動で現地に行かれた看護士さんのレポートの一部です。
少し、つらいですが読んで下さったらうれしいです。
(こんな状況が、あちこちに数えきれないほどあるのでしょうね・・・)
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温かい暖房のある図書館は床はコンクリートですが、
本棚の間の通路に寝袋で寝かせて頂き、有難かったです。
短い時間ながら避難者さんとのお話を聴く時間がありました。
到着1日目、「看護師さんなら是非見て頂きたい子供が居る」
との事でお話を伺うと、ずっと頭痛が続いている女の子でした。
ゆっくりと話を聴いて欲しいと希望もあり
空き室のカギを借りてじっくり関わりました
心が精いっぱいなのは子供も一緒でした。
話しを聴いてくれる大人をもとめています。
避難所を離れる人との環境の少しの変化も強い不安になっています。
小さな身体で手足が冷たくて、身体全体が冷えていました。
あったかい毛布に小さい身体をくるめて、
優しくゆっくりとマッサージをしながら聴きました。
眼がはれるほどの涙が出たあと「少し楽になった」と話して自分の布団にもぐりま
した。
翌朝、もう一度気になって「おはよう」の挨拶に
「今日は眠れたよ、ありがとうございました」の言葉に
13歳の子供に大人のような頑張りを感じました。
元気になった日、お母さんと一緒に家の片づけに行ったようですが、
疲れた顔のお母さんに聞くと、
「あんまり片付けなんてしてくれなかった、遊んでばっかりだもの。ほとんど私1
人だった」とのお話。
「だって・・怖くてできなかった・・・思いだすんだもの・・」
と中1と小3の2人。
お母さんもわかっているけど疲れているし、連れていくのでしょう
『怖いよねー思い出しちゃうねー』 と子供と一緒にうなずいて手を握った。
朝には移動をして夜遅くに戻る生活を数日の後、
◯◯中学に泊まることになってしまいましたが
がんばっている子供に毎朝声をかけました。
日曜の朝「今一番したいことは何?」と聞くと、
首を振ってあきらめた表情で小さい声で「どこかに・・とにかく行きたい」
と話してくれました。
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文部省のこんなサイトも立ち上がっているようです。
http://manabishien.mext.go.jp/