福知山線は、尼崎駅から京都の福知山駅までのJR西日本路線。
その後、輸送力増強のため宝塚駅 ー福知山駅間の電化と
複線化が行われることとなり、
武庫川渓谷に沿って走っる生瀬駅 ー三田駅間をトンネルが連続するような
新線に切り替え約1.8km短縮されたという。
こうして廃線となった生瀬駅北西から武田尾駅北東にかけては、
地面に枕木が残る場所も多く、2016年11月からは
渓谷沿いの全長約4.7㎞ハイキングコースとして一般開放されている。
廃線敷のハイキングコースは、ほとんど平坦なので、
どちらから歩いても大丈夫だが、下流から上流に向けて歩く人の方が多い。
またハイキングコースの入り口までは、
生瀬駅と名塩駅のどちらからでも歩けるが、
生瀬駅から歩くと車の通行量が多い国道176号線沿いの道は歩道が狭いので気をつけよう。(約15分)
<ハイキングの注意>
⑴ 枕木が残っていたり砂利道も多いので、足元は歩きやすい靴が必須。
⑵ 道中長短6つのトンネルがあり、最長は413m。全く明かりがない暗闇なので懐中電灯は必須。
⑶ ハイキングのコースの途中にはトイレがないので、要注意!!
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今日の目的は、山桜のある景色。
この辺りの山は、春には山桜が綺麗で、
ハイキングコースの途中にある宝塚側の桜の園は
桜博士/笹部新太郎の演習林をボランティアが手入れしている場所。
最後の簡易トイレを利用した後は、すぐ廃線跡入り口。
真っ青な空に新芽が綺麗な木々が出迎えてくれる。
少し歩くと、左手から名塩川が合流してくる。(名塩川橋梁)
早速、対岸の向こうに山桜が出迎えてくれる。名塩川橋梁(武庫川渓谷)対岸の山桜を楽しみながら歩く(武庫川渓谷)
対岸の山桜を楽しみながら歩く(武庫川渓谷)対岸の山桜を楽しみながら歩く(武庫川渓谷)
最初のトンネル(北山第1トンネル 319m)
変化する川の流れや、岩山などをみながら微妙に違う色の山桜をたしむ。
山桜は、葉と一緒に花が咲くので葉の新芽の色の微妙な変化が山桜の楽しさ。
二つ目のトンネルは北山第2トンネル。(413m)
蒸気機関車の煤が残っている
向こうに光が見えるとホッとする
長い北山第2トンネルを抜けると、急流が見どころ。カヌーに行き合うとラッキー(武庫川渓谷)
3つ目の溝滝尾トンネルが見えて来た。
3つ目のトンネルは溝滝尾トンネル(149m)
このトンネルの出口から見える鉄橋は迫力♪♪
第2武庫川橋梁からの山桜。(武庫川渓谷)
4つ目のトンネルは長尾山第1トンネル(306m)
長尾山第1トンネルを抜けると、行く手に見える一段と綺麗な山桜の群生。
かつての笹部新太郎氏>>の桜の演習林のあたり。
今は、宝塚市の里山公園・桜の園(亦楽山荘)として、
櫻守の会の皆さんが手入れをされている公園。
桜の園に向かって歩いていくと、こんなプレートが。
この辺りは、暴れ川の異名を持つ武庫川が暴れるエリア。
2014年8月の台風の時の土石流によって大きな被害を受けながらも、
ボランティアの方々の手入れも受けて今年も綺麗な花を咲かせた。
大勢の人たちがお弁当を食べる光景が見られる親水公園の山側に、
桜の園(亦楽山荘)が広がる。
一周約30〜60分と書かれた周回路を歩いた。
入り口からすぐ左の桜坂/さくらの道をチョイス。
ひたすら山桜の幹を見て登るほどの急坂(急階段)
しばらく登って、ようやく山桜を楽しんだ。
桜の園を後に、すぐそこに見える5つ目のトンネルは長尾山第2トンネル(147m)
最後の6つ目のトンネルは、長尾山第3トンネル(91m)
長尾山第3トンネルを抜けると、ゴールの武田尾の集落が見えてくる。
武庫川の氾濫によって大きな被害があった場所が、4年の歳月を経てやっと工事が終わった。
歩いて来た方向を振り返ると山桜の競演。
名残を惜しみながら武田尾駅を後にした。
ゴミは必ず持ち帰りましょうね(^_−)−☆