3月10日から始まる大相撲春場所を前に、今年も越木岩神社に二子山部屋がやって来ました。
折からの冷え込みで小雪の舞う2月27日早朝、巡業初日の稽古の様子を見せていただきました。
7時30分、力士達は土俵に現れると、ウォーミングアップを始めます。
四股を踏む様子も最初は寒そうでしたが、10分もすればほぐれてきたようで柔らかく迫力のある動きに。そして土俵を十文字にすり足の稽古がはじまる頃には、力士の身体もほんのりと赤らんで、息づかいが聞こえ始めます。
朝の神社の静けさの中、力を内に溜め込むようにすり足で進む力士のダイナミズム。まさに静と動の世界です。
8時20分、親方が出てこられると、そこから稽古は本番。挨拶の後、土俵を浄め、ぶつかり稽古が始まりました。土俵の上、次から次へと力士達がぶつかり合います。見合って、息が合った瞬間の緊張感、素早く立ち会って「どんっ」という音と共に力と力が激突します。いままでテレビでしか見たことない筆者なので、間近で見るとその迫力に呑まれます。
激しい稽古は10時頃まで続き、最後に親方からの言葉をもらって朝稽古は終了しました。
朝稽古の情報など、二子山部屋の最新情報はこちらからどうぞ➡︎
後援会の会員も募集中です!!!
大相撲三月場所はエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)で3月10日から始まります。西前頭十五枚目の狼雅関を筆頭に、二子山部屋の力士の健闘を見守りましょう。
2023年の記事もあわせてお楽しみください。
文/写真 小嶋あきら