「アニメには興味がない」という方でも、アニメや映画、ドラマに出てくる場所が「聖地」としてたくさんのファンを集めているという話題は聞かれたことがあると思います。
「コンテンツツーリズム」や「クールジャパン」という言葉もあるように、海外からも訪れる人が多く、また、「聖地巡礼」と言って、作品を愛するファンたちが、舞台となった場所を訪ねて作品の世界を 追体験しています。
西宮は、どうでしょう。
これまでにも いろんな映画に (ちらっと) 出てきています。
甲子園球場はもちろんですが、「阪急電車 片道15分の奇跡」では地名もそのまんま出てきています。
西宮で撮影された映画等の話題は、こちらの「ロケハン!西宮」でご紹介していますので、
読んでみてくださいね。
アニメでは、「火垂るの墓」にも登場しますが、なんといっても、テレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」と、映画「涼宮ハルヒの消失」が有名。
海外でも大人気ですが、その作品のスピンオフ「長門有希ちゃんの消失」が4月からテレビで放送されています。
制作にあたって、監督やスタッフが西宮を訪れ、写真をとり、空気感をつかんでいかれました。
そのおかげで、画面には 西宮の風景がたくさん現れます。
おなじみの急な坂の通学路(通称、ハルヒ坂)から見はるかす街並みと海をはじめ、
甲山や夙川もオープニングの背景に描かれています。
物語が佳境に入った12話、13話では、中央図書館が舞台になっていて、建物や内部も忠実に描かれています。
西宮北口や芸文センターのある高松公園なども出てきます。
登場人物やストーリーを知らない人でも、西宮市民なら「あ、あの場所は!」と身を乗り出すシーンがいっぱい。
12話では、さりげなく みやたん も映り込んでいました(^o^)
ぜひ、みなさんに見ていただきたい作品です。
ご覧になる時は、エンドロールまでお楽しみくださいね。
実は 西宮流の名前も出てきます。
西宮流の中に、こんなトリビュートサイトもつくっています。
そして、原作もぜひ読んでみてください。
原作は、西宮出身の作家、谷川流(たにがわ ながる)さんの「涼宮ハルヒの憂鬱」とそのシリーズ。
文体、セリフまわし、風景描写・・・とても質の高い後味のよい小説です。
(C)2015 谷川流・いとうのいぢ・ぷよ/KADOKAWA角川書店/北高文芸部