浜脇中学生が甲子園球場周辺を歩いてみました~~♪♪

甲子園球場

浜脇中学生トライやる

 

今年は浜脇中学校から『トライやるウィーク』で男女4人の生徒さん達がやって来てくれました。
ららぽーと甲子園の中にある西宮流の事務所から一番近い『西宮のランドマーク甲子園球場』周辺を中学生の目線で取材してもらいました。もちろん写真も自分たちで 撮影しました。
手書きのイラストも書いてくれました。なかなか多彩な生徒さん達でした!!
甲子園球場  甲子園球場
(イラストや写真はクリックすると大きくなります)

中学生が書いたこの記事を参考にして、少し球場周辺にも目を向けていただけたら、取材した中学生たちも大喜びだと思います。

<<まず甲子園球場のことを!!>>

①阪神甲子園球場
阪神甲子園球場は阪神タイガースの本拠地であり、日本で一番最初にできた、全国の高校球児が憧れとする舞台です。
1924年に球場が誕生。この年が「甲子」(きのえね)という演技が良い年だったことから「甲子園」と名付けられました。(2014年の今年は90歳になります。)
3年にわたる平成のリニューアル工事を終えて若々しい姿で、2010年に戻って来ました。収容人数は47757人です。
球場外野席の中央付近には阪神タイガース資料館があります。歴代のスター選手のパネルやサインボールなどの数々の球団関係資料が展示されています。
西宮に来たらぜひ甲子園球場に立ち寄ってください。
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<<次に 甲子園球場の周りを一回りしてみましょう>>

②リニューアル記念レリーフ
甲子園球場正面に飾られている3枚のレリーフ。
これは、甲子園球場リニューアルを記念して飾られました。
向かって左側は「歓喜の高校球児」をテーマに、優勝の瞬間が表されています。
真ん中は「伝統の継承 蔦に彩られた甲子園球場」と題してリニューアル前の甲子園球場を表しています。最後の3枚目は「感動のリーグ制覇 阪神タイガース」としていて、2005年、阪神タイガースのリーグ優勝時の監督、岡田彰布氏の胴上げが表されています。
3枚ともとてもテーマ通りにリアルに再現されていると思います。
野球好きの人などは、ぜひ見て欲しいです。
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③メモリアルウォール
阪神タイガースの永久欠番の3選手、背番号10番の藤村富美男選手、背番号11番の村山実選手、背番号23番の吉田義男選手のレリーフが飾られています。
その他に現在阪神タイガースの主力として活躍している選手のパネルや、プロ野球開催時にはタイガース選手の迫力ある写真が、高校野球開催時には試合速報や出場校一覧などが掲示されています。
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④ミズノスクエア
ミズノスクエアの広場に足を踏み入れると、床に実際と同じ長さに線が引かれたバッターボックスや、ホームベースがあります。
さらに奥の方に進んで行くと、ピッチャーのマウンドもあります。それらに立ってみると、ピッチャーやキャッチャー、バッターの感覚を味わえます。
一角には、ベーブ・ルースレリーフもあります。端に立っている看板を見ると、ミズノのクラブやスパイク、バット、ボールの歴史を学べます。
今は、90周年を記念して期間限定で胴上げのトリックアート特設フォトスタジオがあり、胴上げの気分が味わえます。
野球好きの方にはたまらないので、ぜひ行ってみてください。
甲子園球場 甲子園球場

 

⑤ベーブ・ルースレリーフ

ベーブルースが甲子園に来場した1949年に記念として建設されました。
リニューアル時に「ミズノスクエア」に移されました。ベーブ・ルースについて知らない人もいると思うので簡単に説明しておきます。
ベーブ・ルースはアメリカのプロ野球選手で、1895年に生まれ、53歳の時に亡くなりました。
メリーランド州ボルチモア出身の左投げ、左打ちです。ポジションは、ピッチャーと外野手です。
ベーブ・ルースはアメリカのプロ野球で本塁打50本以上を達成し、「野球の神様」とも呼ばれました。1927年に60本塁打を達成し、「アメリカ球界最大の巨人の1人」と呼ばれるようになりました。
これで、ベーブ・ルースがどれだけすごいかをわかってもらえましたか?そのベーブ・ルースが来た所に行きたいのなら、ぜひベーブ・ルースレリーフに行ってみてください。
甲子園球場

 

⑦レンガメッセージ
甲子園球場リニューアル後、甲子園球場には新しくたくさんの見所ができました。
その見所の1つとして、「レンガメッセージ」というものがあります。レンガメッセージとは球場の外周、バックスクリーン側の足元のレンガに刻まれている、たくさんのメッセージや名前のことです。
レンガメッセージには、歴代の優勝校の名前、企業や店の名前、一般の人の名前やメッセージも刻まれています。
これらのたくさんのレンガメッセージからは、多くの野球ファンの熱意が伝わってきます。
野球ファンの方には、一度は見ることをおすすめします。
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⑧⑨甲子園のツタ、里帰りのツタの銘板
1924年、甲子園球場が誕生した時に外周に植えたツタが、戦災で一度植え替えられましたが、長い年月を経て、もう一度甲子園球場の周りを彩りました。
2007年から始まったリニューアル工事ですべて伐採、再植樹の時は、2000年夏に20世紀最後の選手権大会を記念して高野連加盟校全4170校に贈呈されていた甲子園のツタの種子が、里帰りとして戻ってきました。
球場外周、レフト側照明塔には、高野連加盟校全4170校のうち、233校の校名が刻まれた銘板が埋め込まれています。
里帰りしたツタの中に、甲子園球場ができた当初から残っているツタもあり、里帰りで帰ってきたツタとは比べ物にならないほどの大きさで残っています。
2009年3月には、里帰りしたツタと養生地で育成されたツタの再植樹が完了しました。
球場全体をツタが覆い隠すまで、まだ何年もかかりますが、順調にツルを伸ばしています。
甲子園球場に来られた際は野球の試合だけでなく、球場の外側にも目を向けて下さい。
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⑩野球塔
夏の第20回大会を記念して1934年に建設されました。初代野球塔は戦火により崩壊し、春の第30回大会を記念して、1958年に建設されました。
選抜高校野球塔は、老朽化により撤去されました。しかし、甲子園球場の南側の入口に65年ぶりに復活しました。記念碑として建設された野球塔は、現代で3代目です。
歴代の優勝校が刻まれています。高さは当時の半分ですが、歴史と伝統を受け継いでいます。甲子園に来たら、1度野球塔に立ち寄ってみてください。

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⑪マンホール

マンホールは、市などによってデザインが異なります。
西宮市のマンホールには、甲子園球場、酒蔵、酒樽、そして市の花である桜の花が彫られています。
しかし、同じ西宮市内にある甲子園球場のマンホールには、甲子園球場だけが彫られています。
シンプルなデザインですが、とても甲子園球場らしいマンホールだと思います。甲子園球場に足を運ぶことがあれば、マンホールもぜひ見て欲しいと思います。
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<<甲子園球場のすぐお隣には。。。>>

⑥ 素戔嗚神社とは、甲子園球場の横にある神社で、甲子園よりも古い、400年という歴史を持っています。別名「タイガース神社」とも呼ばれています。この神社では素戔嗚命を祀っています。
素戔嗚神社が、なぜ有名なのかというと、野球の必勝祈願をする人がとても多いからです。
素戔嗚神社には変わったお守りや絵馬があります。そのお守りや絵馬とはボール型やホームベース型のものです。そのお守りたちには、「勝ち上がり」などと書かれていて、とても効果がありそうです。
ぜひ野球をしてる人は買ってみてください。
絵馬が奉納されているところに行くと、ずらりと並んだ絵馬には、「甲子園に行けますように」「県大会に出れますように」などと、野球に関することばかり書かれています。さらに、その絵馬が奉納されている所には、あの岡田 彰布氏の揮毫による「野球塚」があります。そして、その「野球塚」の前には、ホームベースの形をした敷石があり、そこで願いを込めて素振りをする野球少年の姿も見られます。
境内には、星野仙一氏の揮毫によるボール型の御影石のモニュメントもあります。
野球をしている人は、ぜひ素戔嗚神社に行ってみてください。
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⑫車止め
甲子園球場南側市道には、春夏の高校野球の優勝校のネームプレートが入った車止めが並んでいます。この通りは、別名「優勝校通り」とも呼ばれています。
南側は春の選抜、北側は夏の大会の優勝校名が刻まれています。
車止めには、大阪府の豊中グランドで行われた「全国中等学校優勝野球大会」の時代からの優勝校が刻まれています。
車止めの先端部分は野球のボールの形になっています。ぜひ、中等野球大会からの歴史をたどってみてください。
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<<甲子園球場の最寄り駅・甲子園駅は現在リニューアル中>>
その阪神甲子園駅の駅長さんにもインタビューに行ってきました!!
そこでお聞きしたことも含めて、甲子園駅のこともまとめてくれました。

☆阪神甲子園駅☆
大正13年8月1日に開業した甲子園駅は今も昔も賑わいがあります。
近くに甲子園球場があるため、普通の駅より乗降客が多い甲子園駅の対策は、ガードマンがいたり、他の駅の駅員に応援に来てもらったりと、いろいろな工夫がなされています。
特に人が多い時間帯は午前7時から8時半、野球がない日の乗降客は53220人と阪神電車の駅では梅田、三宮に次ぐ多さで、野球などがある日はいつもの倍で100000人にも及びます。
今の甲子園駅は改装中で、多くの場所が変わりつつあります。
例えば、エスカレーター、エレベーターが増え、車椅子の方でも簡単にホームに上がれるようになりました。その他にも、現在4m50cmのホームの幅が倍の9mになり、ホームの数が4つから3つになります。
さらに、エレベーターのボタンや新しく作る屋根の形が野球のボールをイメージされていたり、ユニフォームをイメージしたものにになっているなど、近くの甲子園球場を思わせる設計になっています。
工事の完成予定まで、2年と、まだもう少し時間はありますが、早く進化した甲子園駅を見てみたいです。
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☆阪神甲子園駅駅長の藤田智さんにお話を伺いました☆
駅長さんの主な仕事は、本社とのやりとりや会議、巡回などです。駅長さんのお仕事で大変なことは、お客様の安全を確保することだそうです。
駅長さんの主な仕事の一つに巡回がありますが、駅長さんは、甲子園球場で野球のある日、野球の前売り券などを見て考えたり、実際に球場まで行ってその目で人数を見て、臨時列車の調節をしているそうです。
駅長さんに好きな阪神電車は何か聞いてみたところ、急行として走っているプレストオレンジとシルキーベージュのツートンカラーが使われている9300系だそうです。
駅長さんは1つの駅に1人いるのではなく、いくつかの駅に1人いるのだそうです。ちなみに藤田駅長は、鳴尾駅から芦屋駅までの8駅の担当をしています。
駅長さんが駅員になろうと思った理由は、幼い時からずっと車掌さんになりたかったからだそうです。幼い時から時刻表の規則を覚えていたそうです。
14歳の頃の夢をお聞きしたところ、やはりかわらず車掌さんになりたかったそうです。
駅長さんは、幼い頃からの夢を追いかけつづけ、その夢を現実にしました。その理由として、駅長さんは、なろうと思えばなれないものはない、と思っていたからだそうです。「なので、みなさんも夢をあきらめず追いかけてください。」と激励してもらいました。
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取材 : BLACK  SOUL /NANOHANA/いむてぃ/枯野人

 

投稿日時 : 2014-08-18 14:48:58

更新日時 : 2014-08-18 14:51:00

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
日々、様々な記事を書きながら西宮のヒト・モノ・コトを繋ぎます。

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