今年の６月３０日には神社で「夏越の大袚で茅輪神事」が行われました。
西宮の各神社でも茅の輪が設けられ、心身の穢れや過ちを祓い清めることを目的としていて、６月と12月の年に二度あり6月を夏越の大祓といいます。（詳しくは西宮流のHPを参照してください。）
廣田神社境内の茅輪
神社の説明版によると、素戔嗚尊が神代の昔南海の方へ向かわれる途中、蘇民将来という人に宿を求ました。その何年か後に再び蘇民将来の家を訪れ、「もし天下に悪疫が流行した際にはちがや（葦）を以て輪を作り、これを腰につけておれば免れるであろう。」と教えたことが茅輪神事の始まりだそうです。
茅輪神事の意味と由来
茅輪をくぐるには作法があります。左から8の字を書くように三度潜り抜けますが、くぐる前にそれぞれの唱言葉があります。
一度目は「みな月のなごしの祓いする人は千年の命のぶというなり」。
二度目は「おもふことみなつきねとて麻の葉をきりにきりても祓ひつるかな」
三度目は「蘇民将来、蘇民将来」ととなえます。
茅輪くぐりの作法は
今年は特にコロナ感染騒動でまさしく悪疫退治が必要かも知れません。
一度近くの神社にお参りされてはいかがでしょうか？
ツーリズム西宮楽らく探見隊はまだ活動自粛中です。一日も早く皆様をガイドできる日が来ることを祈念いたしました。