西宮神社の表大門(赤門)は令和2年1月15日~8月末日の予定で修理工事のため工事用の覆いがかけられていましたが、このたび修理が完了しその全貌が見られるようになりました。
赤門は慶長9年(1604)に豊臣秀頼の寄贈により再建されたと言われています。本柱が太い円柱でその前後に角柱の控え柱を立てた構造で「四脚門」と呼ばれています。
大正15年には国指定の「重要文化財建造物」に指定されています。
毎年1月10日の午前6時に行われる「開門神事福男選び」はテレビでも放映され全国に知られています。
修理が完了した赤門の境内側
今回の修理は主に丹塗を塗り替えることと、扉を修理することです。
赤門は昭和57年(1982)に塗装修理されましたが、平成7年(1995)の阪神淡路大震災により大きなダメージを受け、翌年の平成8年に大修理が行われています。その後24年を経過し劣化が進んでいるために修理することとなりました。
赤門修理の内容説明
過去の赤門修理
赤門の修理に入る前の昨年秋には、赤門近くにあったトイレの建て替えが行われていて、明るくて清潔な環境が整えられています。
赤門近くのトイレも奇麗に改築
来年の1月10日の「開門神事福男選び」で例年通り走り参りが行われることを祈念しています。